アンティークやリサイクル着物を着ている人と話してて、私リサイクルの安物しか持ってないので、使い捨てでいいんです@(・●・)@
・・・・・(・・;)
っておっしゃる方もたまにいます。
着物って維持大変なんでしょーというお客さんにリサイクル業者さんが
安く買ってどんどん脱ぎ捨てていけばいいよー
といったお話をしているもの聞いた事があるかなσ^_^;
多分着物を着てみたいなー
でも大変そう∧( 'Θ' )∧
と、二の足を踏んでいる人へのセースルトークで悪意はないとは思います。
それも一つの考え方だとも思いますが、私はちょっと違和感を感じました。
着物って、布に近い形の衣服でリサイクルが可能、様々な形に変形して
最後の最後まで使い切る事が出来るという民族衣装で
そういった、
使い捨てという言葉に沿わない気がしたんです。
昨日のしっかり悉皆のワークショップでも言ってた事なんですが
今の日本には良い絹は入って来なくなってきてるんですって、
長く続くデフレ慣れしている日本人は高い物は買わなくなってきて
安く買い叩くのと
中国などが力をつけてきたので、
もう品質の高い絹は高くなってきて
小紋や街着の着物にするには価格が高くなり過ぎる(T_T)
アンティーク着物に使われている細くて軽い糸はもう世の中には存在してないし
私の母から譲り受けた40年程まえの着物の絹でも
一般的な小紋などの現代着物より、軽くて柔らかで着心地いいんです。
着物の仕立て変えの時、
胴裏や八掛は安いのを買った方が安いと言われたりするんですが、
そんなにいい着物でもないわーといった物でも、昔の着物の方が絹が良かったりするので、
今そのレベルと同じ八掛を買うと結構高額だったりするσ(^_^;)
この着物はリサイクルで一万円位で購入したんですが、
洗い張りして、名古屋帯に仕立てても二万円足らずです。
仕立て変えだと、こんなに綺麗で可愛い帯が綺麗な状態でこの値段で手に入るんですよ。
汚れが酷くてもこの子は絶対可愛い筈っと
買った価格の何倍何十倍もお金をかけて、蘇えらせて可愛がっているんです。
今では作る事が難しい柄や
今では高級呉服にしか使う事が出来ないレベルの絹の生地が使われている普段着着物が、とてもリサイクルで安く売ってたりするんです。
初心者の方には仕立て変えや悉皆は敷居が高いかもしれませんが、
もし気に入った色柄の着物だったりしたら、
安物だからいいんです@(・●・)@
など言わないでもう一度手を加えて欲しいなー^ - ^
先日着た二枚の着物は祖母が母に買ったもの、この着物を私が着ると母がとても喜ぶんです。
お母さんに買ってもらって、とても好きだったの。
という話を何度も何度も話してくれる(o^^o)
ワゴンの中の激安リサイクル着物もその昔、誰かが大切な誰かの為に頑張って買って縫ったものかもしれない。
どうか安物だからいいんですって言わないで、愛でであげて欲しいなー

昨日





