365日分の1日記


私の大好きな漫画家・松本大洋。
彼の『竹光侍』が2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に次いで、第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。

彼の作品は以前から【マンガ】というカテゴリーに含めるのはどうかという論争が度々言われてきた。
確かに、哲学棚に並べてもアートの棚に並べても、しっくりといく。
大学院時代、文芸評論家の権威であった三浦雅士先生に初めて彼の作品を紹介したときも、とても絶賛されたことを記憶している。(国文学の授業にばかり入り浸っていた史学専攻の猫村でございました)


『竹光侍』はすべて墨と筆で画用紙に書かれた作品で、そのコマ割、余白、すべてが破格だ。
そして、あいかわらず猫の登場のさせ方が上手い。


最近話題の漫画は、人が殺されていくゲームや過激な描写のものが多い。
表現の自由だから何とも言えないけど、猫村としては紙の世界においては人が死なないものが好き。
現実をみれば、悲しいことばかりだからね。




ト音記号猫村的おススメ漫画を勝手にランキングト音記号

①ピンポン
②有閑倶楽部
③鉄コン筋クリート
④I LOVE HER
⑤カボチャの冒険
⑥竹光侍
⑦動物のお医者さん
⑧あさきゆめみし
⑨日出処の天子
⑩お父さんは心配性