私が嫌いな人とは・・・・

笑顔の絶えない人
常に感謝の気持ちを忘れない人
みんなの喜ぶ顔が見たい人
いつも前向きに生きている人
自分の仕事に誇りを持っている人
けじめを大切にしている人
喧嘩が起こるとすぐに止めようとする人
物事をはっきりと言わない人
「おれ、バカだから」という人
「わが人生に悔いはない」と思っている人


これだけ読んで、イラっとした人は多いかもしれない。
(まあ、大半がイラっと思うかも)

これは、哲学者である中島義道の本の内容です。
大部分の日本人が「好き」と思う人、「こうありたい」と思う人に焦点をあてて論じています。


“(私が嫌いな人は)さしあたり、物事をよく感じない人、よく考えない人と言うことができましょう。 「よく」とは自分固有の感受性をもって、自分固有の思考で、という意味であり、ですから世間の感受性に漠然と 合わせている、世間の考え方に無批判的に従っているような人は嫌いだということ・・・ (中略)こういう人は「いい人」なのです。大それた野望など抱かず、つつましく生きていきたいと願っている。
 こういう人が私は最も嫌いなのです。”


気が向いたら読んでみてください。
(こう書くのも彼は嫌うと思う)


中島義道著
『私が嫌いな10の人びと』

365日分の1日記