時は戦国、世は荒れ群雄割拠ひしめく中、

アキレスジャークは、ある決断に迫られていた。


配下 「主上、例の物が手に入りました。」

AJ  「何! ついに聖剣が我が物に・・・」

明日の戦に間に合わないと思われた物がAJの

手元に入った。

配下 「主上・・・、それを使われるのは・・・・」

AJ  「言うな・・・。俺もむざむざとはやられはせん。

     おばばの所へ行く。」


アキレスジャークは封印殿へと向かった。

ある封印を解く為に。

AJ    「おばば 久しいのう。」

おばば  「主上・・・もうお会いすることはないと思うとりました。」

AJ    「寂しいことを言うな。」

おばば  「ここへ来たということは・・・」

AJ    「ああ、封印を解く。」

おばば  「おいたわしや、よもや2年前の悪夢をお忘れか?」

AJ    「忘れるわけなかろう、だが聖剣が我が手に入り俺は選ばれた。

       もはや、引き返す事はできん。」

おばば  「聖剣が・・・。なれば、おばばには、主上の身を

       案ずるしか・・・。」

AJ    「無事に済むとは思っておらん。だが2年前の悪夢は

       活かさねばならん。無謀に攻めたりはせん。」

おばば  「少しは成長されたということですか・・・。」

AJ    「いつまでも子供扱いするでない。」

おばば  「主上・・・ご自愛なされよ。」

AJ    「おばばも元気でな。」


ついに今夜、聖剣が明かされる。

そして2年の歳月が経って、あの封印が解かれる。