いまだリールも決まらないアキレスジャークは、
街を歩いていた。
街の道路沿いには多くの人だかりが出来ていた。
AJは、人並みの中に顔見知りの兵士を見つけ聞いてみた。
兵士 「アサエー中佐がギガージを撃墜したので、そのパレードですよ。」
アサエー・ミン中佐 ゼフォースのNo1アングラーである。
AJは、オープンカーの上で立ち上がり、手を振っているアサエーを見た。
その視線は、過去の自分を見るような羨望の眼差しだった。
その眼差しに気が付いたのか1人の男性が近づいてきた。
つぼっく 「過去の自分を重ねているのか?」
兵士 「つ、つぼっく大佐!」
兵士はかしこまって敬礼をした。
AJは、何も答えず、ただパレードを眺めていた。
兵士 「た、大尉。大佐殿が・・・。」
つぼっく 「かまわんっ。 いつもの事だ。 気にするな」
AJ 「アサエー中佐は、大佐と同じステラーズ出身ですよね?」
つぼっく 「そうだが?気になるか?ステラーズが?」
AJ 「ステラーズ・フリード 聞かれたことはありますか?」
つぼっく 「与太話を信じてるのか?そんな組織ありゃせんよ。」
AJ 「連合の中で不穏な動きもあるとか」
つぼっく 「まったく、政治の話か?気になるなら、さっさと昇進したらどうだ?」
AJ 「ただ聞いてみただけですよ。」
アキレスジャークは、大佐と話ししながらも視線は、アサエー中佐から
離さなかった。
つぼっく 「政治をしたいなら、リールは諦めてさっさと昇進するんだな。」
そういって、ゼフォーズのつぼっく大佐は去っていった。
兵士 「ステラーズ・フリード 噂だけですよね?」
AJ 「うちも連合の一組織だからな、そういう組織が出来てもおかしくはない。」