のび太は1週間前に、髪の毛の色が赤いから「坊主にして来い」と言われてから、学校を休んでおります。
「もう、学校辞める」と。
のび太は、ずっと学校が合わないと言っておりました。
だけど、親としてはせっかく合格した学校なのだから、どうにか頑張って卒業して欲しいという思いで、サポートして来ましたが、この事がきっかけで、のび太は辞める決意を致しました。
今回学校辞める理由として
『学校が合わない』
『楽しくない』
決して坊主にして来いと言われたからではないと。
坊主はきっかけでしかないと。
なので、学校の何が嫌なのか、何が楽しくないのかを聞きました。
しかし、
「分からん…」と。
「分からんでお母さん達は辞めていいよとは言えんよ
何が嫌なのか、何が楽しくないのか自分の心に聞いてごらん。
絶対、出てくるから」
と言いました。
すると次の日の夜、のび太はA5サイズの紙に小さな字でびっしりと、学校を辞めたい理由(楽しくないと思う理由)を箇条書きで書いて来ました。
ちゃんと自分の気持ちと向き合い出てきた気持ち。
私は、それを見た瞬間…
「えっ…今まで、こんなにいっぱいの思いを抱えて頑張ってたと?
今まで本当にきつかったっちゃね。
もうこれ以上頑張れとは言わんよ。」
と言ったら、のび太は下を向いて、涙を流しました。
辛かった気持ちと、分かってもらえた嬉しさの涙だったと思います。
内容も目を通しました。
今通ってる学校が合わない…のび太いわく
『動物的な本能』
だそうです。
勉強が嫌だからとか、友達が嫌だとかそういう理由ではなくて、
「ただ学校が合わない」と。
逆に言えば、学校が合えば勉強も頑張れるし、友達とも楽しいと感じるそうです。
学校が合わないだけで、学校生活全てが嫌になっていたそうです。
そして「坊主にして来い」と言われた事がきっかけで、辞めると決心したようです。
私は、のび太の気持ちを全部受け止め
「よく我慢しとったね。
ずっと頑張ってきたっちゃね。
のび太は責任感があり、忍耐力もあり、何よりこれだけの思いを抱えて良く頑張ったね。
気持ちが弱いって思ってたけど、めっちゃ強いとね」と言いました。
「それでも頑張りぃって言われると思っとった…」と言ったので、
「言わんよ、これ以上頑張ったらあんたの心が壊れる」
と言ったら、「ありがとう」と安心した顔で言いました。
嫌だけどずっと頑張って、だから毎日「だりぃ、だりぃ」と言って、食欲もなくなっておりました。
これで良かったと思っております。
そしてのび太は通信制の高校に転校したいと言いました。