7月19日。
4時45分、燕岳から日の出を待ちました。
雲があったので太陽は見えませんでしたが、蒼いグラデーションの雲海を眺めることができました。
 

 

 

 

起床直後、顔の浮腫みや鼻詰まりが酷かったのですが、動き回っているうちに引いてきました。

前晩はアルコールを取らず頭痛薬を服用しましたが、それでもこのような状態。

れでも山が好きなので、自分の体調をみて上手に対策を講じながら経験値を上げたいと思っています。

 

 

5時に朝食を取り、5時45分には燕山荘を後にしました。

山荘周囲のパノラマビューを見納め。
 

 

 右端に八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、雲取山

 

 

6時18分 冨士見ベンチの少し前の地点

 

燕岳合戦尾根の下りにて

向こうの山は常念岳あたりでしょうか。

 

第二ベンチ

 

 

登山口を出て、林道を有明荘まで下ります。

みなさん、カメラを構えたこちらが幸せになるような満面の顔。

 

下山はおしゃべりしながら3時間ほどで、楽しくあっという間でした。

 

荷物を預けた有明荘の温泉で汗を流し、お昼休憩を取りました。

温泉は湯の花が浮いた硫黄の香りのするお湯です。

前晩、手拭で体の汗を拭っていましたが、やはりお湯は格別!

 

燕セット
 
・山賊焼き丼 (鶏肉の竜田揚げ丼)
・ぶっかけそば
・野沢菜
・にしん蕗煮
・温泉卵
・りんごのコンポート紅茶ジュレがけ
 
どのお料理も美味しく、特に山賊焼きはニンニクの風味が効いた濃い目の味付けで、疲れた身体に染みわたりました。
デザートの紅茶ジュレ、味も香りもよく洒落た口直しでした。
 
帰りは事前に予約していたワゴンタクシーでJR穂高駅へ。
ちょうどタクシーに乗り込むところで強めの雨が降り始め、今回天気に恵まれたことを実感。
 
市街地から中房温泉を結ぶ県道327号(中房線)は、有明山神社(里宮)を過ぎると道が細くなりほぼ一車線になります。
登山シーズン、特に週末などの休日は交通量が増え、すれ違いのため徐行の頻度が増えるそうです。
私たちが訪れたのは両日とも平日だったため、終始スムーズに進みました。
 
JR穂高駅から松本に出てあずさに乗車、八王子経由で帰宅しました。
 

 

夫のお土産に、諏訪市の麗人酒造さんの地ビール、安曇野浪漫(黒)とサラミ。

 

JAあずみののプルーン、アーリーリバー。

欧風せんべいが有名な小宮山製菓さんのアーモンドカナッペ。

雷鳥の里も信州みやげとして有名ですね。

 

++++++
今回ご一緒したのはランニングつながりのみなさんで、同世代の50~60代の方々。
普段から運動をしているためでしょう、みなさん登りも下りも軽快な足取りでほれぼれするほどです。
意外な収穫だったのは、道中のおしゃべりです。
加齢に伴う体調変化との向き合い方。
それに応じた登山など趣味や生活全般での工夫。
日々の食事での注意点。
親の介護。
私がこれから遭遇する出来事をすでに経験済みの方々が多く、私にとって実にリアルで励まされるような内容でした。
 
初めての北アルプス登山は、ビギナーズラックといってもいいほど幸運に恵まれた山行となりました。
今回の登山でお世話になった方全員に、感謝しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。