読了


家族という病 (幻冬舎新書)/幻冬舎
¥842
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<読書感想文>


この本は現在ベストセラーになっていますが、

その理由が何となくわかるような気がします。


最初のほうは、

当たり障りのない著述ですが、

104ページは圧巻でした。

下記抜粋です。


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家族も一人の集団。

3人、4人、5人という親、兄弟という家族の一団なのではない。

自分の家族と思うから、過度な期待をしてしまう。

それがストレスになり、甘えになる。


家族の間に日常的に微風を吹かせておきたい。

べったりで相手が見えなくなり、

排他的になるなら、家族ぐらいしんどいものはない。

独りを楽しむことができなければ、

家族がいても、孤独を楽しむことはできないだろう。

独りを知り、孤独感を味わうことで、初めて相手の気持ちを

推し量ることができる。


太族に対しても、社会に対しても。

なぜなら家族は社会の縮図だからである。


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逆説的かもしれませんが、

孤独を感じるために家族もあるのかなと。


血縁なくても、

「ありのままの自分を安心してさらけ出すことができる場所」(144ページ)が

あるのはいいですね。それは家族に限らない。


愛する対象が人には必要(145ページ)。


これは子どもであっていいが、

ペットでもいいと思います。


家族のメンバーのことを、

100%知ることはできないなあと

今さらながらに感じてしまいました。


最後に…

家族も国と同じように、

輪の中の平和と安泰をはかるために、

排他的になり、自分と家族さえよければという行動になる(117ページ)。


これに賛同。


どこか(特に日本の家族は)排他的になります。


人は最初と最後は絶対孤独。

これを忘れてはなりません。


いや~示唆に富む本でした。

久々に自分の価値観を揺さぶってくれる本でした。