「ハイドリヒを撃て」と山田五十鈴さん | 小春Koharu ブログ

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小春のありがとうをあなたに
 今日もありがとう日記

ああ、悲惨な歴史に恐怖と緊張感で心も体も重くなる。
虐殺する人間、命懸けで暗殺しようとする人間、そしてナチスは常軌を逸した報復にでる。その時代に、そこに遭遇してしまった人。そこに生きる人。キリアン・マーフィの悟ってしまった人間の、切なくてうつろな目が忘れられない。いつもどこか寒々しく遠くを見ている。けして見ていて心躍る映画ではないけれど、とても繊細に人間が描写されていて、多くの方に観てほしいと思った一本でした。

 

「煙突の見える場所」だけを残し、高峰秀子さんの出演作品もようやく見終えました。思った以上に時間がかかってしまいましたが、とても勉強になりました。
さて私の次なる課題は、生誕100年でもある山田五十鈴さんです。

まるで狙ったように切れの良いタイミングですが、そもそも尊敬する女優さんではありましたし、黒澤明監督作品をテーマにして鑑賞している時から、気になって仕方のないお方でした。「蜘蛛巣城」のあの物の怪の不気味さ、妖しさったら。「用心棒」や「どん底」の存在感には目も心も奪われてしまいました。

若いころ夢中になって読みあさった太宰治が、生誕100年だったという記憶も新しいのだけれど、それがもう2009年のこと。あれから8年。私の気になる存在が、お二方ともほぼ同じ時代を生きられたのだと改めて認知し、新たな角度からますます映画を見るのが楽しみになってきました。もっとも太宰は39歳で亡くなってはおりますが。

 

ツタヤディスカスに新たなリストとしてあげた山田五十鈴さん出演のDVD。早く届かないものかと、そわそわわくわく浮き立つのだけれど、その反面、観る時は膝を正して鑑賞させて頂くくらいの心意気なのでありますむらさき音符