2022年8月に撮影したM16鷲星雲
気に入っているのですけど、出来上がりで気になる部分が…
縮小していると目立たないけど
原寸で見るとこういう線がでているのですよ。
かなり画像を持ち上げているのもあるのですけど
おそらくこれは、ダークやバイアス補正していないから…
先日撮影した補正フレーム等を使ってASIDeepStackでStackしなおしました。
わぉ!仕上がりが全然違うわ!stack完成直後でこの画像…十分綺麗だわ。
すごいな補正フレームがあると大違い…線が無くなっている。
ちなみに、自動的に生成された補正フレームが残ってました。
こりゃ凄いわ…やっぱり補正用フレームは重要(^^;
良い感じで処理できましたけど右側のカブっている部分がとても気になる…
これを除去できないものか?カブっている部分のみマスクとか作ってみる?
まずはやってみよう!ってことで、実験的に色々試すことに。
最初はStarNET++で星消し。
これはこれで、綺麗だな…右側のしろっぽくカブっている部分が良くわかる。
ん~赤い部分は残してマスクすれば良い感じになるかも?
ここからは、PaintShopProでの編集。
まず、RGBに分割します。(上からRGB)
赤い星雲だから、さすがに赤成分が濃いですね。
真っ黒+青+緑でRGBチャンネル結合
赤成分無しの「青緑画像」が完成。カブっている部分が良く見える
お次は、最初に分割した赤チャンネルの画像を加工します。
赤チャンネルにもカブリがあるので明るさとコントラストで見えない程度にする。
中心のわし星雲と周辺ガスが残る程度にノイズ除去し、なめらかにしてみる。
これをネガティブ後にマスクとして青緑画像と焼き込みします。
すると、ほとんど真っ暗な画像になります。
これをグレースケールに変換しネガティブ化すると…
こういうマスクが完成します。赤成分を残すマスクの完成です。
で、これをStackしたものと合わせます。
右下に少し残っていますが、かなり改善しました。
ん-でも、やっぱり星雲輪部が微妙に浮いていて偽物っぽい(´・ω・`)
マスクの作り方を変えてみるか…
あと、焼き込みではなく、フラット補正で使われる除算でやってみよう。
青緑合成のフレームのコントラストを調整して濃くしてみる。
これに、赤マスクをかぶせて、赤成分の部分を抜く
カブっていると思われる部分がかなり浮き出ていて良さそうだ。
赤部分の抜けたマスクが出来たので、グレースケール&ネガティブ変換
そして、最初の画像に重ねます。
効果がイマイチだったので、マスクをレイア3枚入れて除算も3回にする。
出てきた画像を色、明るさ調整、ノイズ除去などの処理をしました。
あと、ガイドがズレていた分を避けてクリップ
こんな感じでかなり改善されました。
もうちょっと粘れば見栄えが良くなるかもしれない。
完成したマスクに星雲周辺にボカシを追加したほうが良くなりそう。
まぁ時間も無いのでここまでで終了。
並べてみたら、もう全然違うね…同じデータを処理したとは思えない(笑
このわし星雲はちょうど良い教材だな…
マスクの作り方とか、もう少し考えてみよう。