今季、春節で帰省したのですが、もう知っている部分とかも合って

写真を撮ってない部分が多かったです。

 

初めて哈爾浜へ来た時は、嫁さんと付き合って2年ぐらい。

同棲生活をしていて事実婚状態でしたので籍をいれようか?って段階。

※この1年後に籍を入れたのですけど、これもネタになるのでblogに書くか

そういうことで春節の休みは日本へ行き私の親へ紹介する日程を組んでました。

その前に嫁実家へ私のお披露目?を含めて早めに帰省することしました。

12月末~1月頭にかけて行ってきました。

 

もう10年も前の話ですが驚きの連続でしたね…

当時の写真を見ながら思い出がてらの投稿です。

 

もう、ほとんど旅程は覚えていないのですけど、

往路

上海→哈爾浜 航空機

哈爾浜市内→五常市内 長距離バス

五常→龍風山 バス

復路

龍風山→哈爾浜市内 長距離バス

哈爾浜→上海 寝台電車

だったと思います。

 

飛行機で哈爾浜空港に到着するまでは普通でしたが

ここからが、大変でした。

雪が多い年だったので道路が完全なアイスバーンです。

市内は超渋滞でタクシーも料金交渉して基本相乗りでしたね。

タクシーはメーター使わないんですよ。

ノロノロ運転だし、何を言っているのかわからないし

※今は、少しは聞き取れるが…

住所を伝えても場所を間違えたりとかでイライラしたのを覚えています。

 

当時、叔父(義母兄)は、息子に農業を任せ哈爾浜市内で商売中。

その時に市内で借りていた住まいは、普通のマンションタイプ

室内は蒸気暖房なのですが、ちょっと寒かったです。

この時も非常に寒い年でで-30度クラスでした。

窓は2重なのですけど、内側は完全に凍り付いています(^^;

あと、叔父夫妻(義父の妹)経営していてるお店が近くにありました。

食材を扱っている商店です。店内の暖房は煙突付き薪ストーブ。

外に出ているのは例によって冷凍食品やアイスクリームですね。

なのでここで買い物するのが基本ですね。

 

到着した翌日は、市内観光で訳も分からず連れまわされました。

今だったら行きません(笑

ショッピングモールがある繁華街。

こういうところは、あまり上海と変わらないですね。

建物がロシア風味でちょっと上海とは違うのが印象に残ってます。

こういうのがありました。一応有名な所らしいです。

松花江の河畔ある防洪記念塔と言う物らしい。

洪水に関する記念碑らしいです?よくわからんけど(´・ω・`)

 

この先は川の岸辺になっています。

が、完全に凍っておりまして公園になっています。

こんな極寒の地でアイススケートする事になるとは…

左の写真は、義姉、右は私と嫁さん

当然ながら入場料と貸靴代は取られます。義姉は器用に滑ってます。

私はコケナイ程度には滑れるのですけど、嫁は全くダメでした(笑

髪の毛もマフラーもバリバリになります…

30分も滑っていないかな…寒すぎるし嫁も滑れないし。

観光はここまで早々に撤収しました。

 

この日の夜は、私の歓迎会となりまして大変盛り上がりました。

白酒を飲めるのか?という質問が来ました。お約束なんですけどね。

その時、中国語で以下のように答えました。

 

一杯没问题(1杯目、大丈夫)

两杯也没问题(2杯目も大丈夫)

三杯大概没问题(3杯目、たぶん問題ない)

四杯死了…睡觉(4杯目、死ぬ…眠る)

 

そしたら、叔父(義母兄)が大うけで大喜び

この件が切っ掛けとなったようで大変気に入られました。

いつも、上海のあちくんは元気か?と気にしてくれています。

今季の帰省では、私が来るのを首を長ーくして待ってくれました。

 

宿泊先ですが、叔父の家では人数が多すぎるので

私と嫁と義姉、義姉恋人は、近場の安ホテルへ

ダブルベットルームを2つ借りました。

えーっと、なんて言えが良いのかね?

一応、身分証(私はパスポート)を確認されるので公式ホテル(?)です。

※写真右下のカードが嫁の身分証でその下にパスポート

で、これがダブルベットなのかねぇ…いちおう二人で眠れるけども。

1泊50元ぐらいだった気がします(当時のレートで約600円)

まぁこんなもんなのでしょうね。

部屋の中に暖房用の蒸気配管が来ていて暖かいです。
ただし、深夜に寝返りして接触すると…

熱ちちちち!熱ちぃっ!っとなります(笑

室内にトイレはありませんが、建屋内の共同トイレですね。

シャワー室も有りますが利用時間が限定されていて

この時は使えませんでしたけど覗いてみました。

男女分かれてない(^^; うーん。あはん事案が発生しそうだ

 

また、この翌日

大学病院に入院中のお祖母ちゃんにお見舞いに行きました。

今季、帰省エピソードでも書いている片腕のお祖母ちゃんです。

入院病棟へ行って驚きました。

病室の外のベットで寝ている入院患者が多数!

6人部屋+外に1人、1部屋7人構成になっております…

病室前の廊下に1部屋辺り1床追加。

病床がいっぱいで苦し紛れにこうしているらしいです。

 

そして祖母ちゃんも廊下ベットで点滴でまた驚く。

お祖母ちゃんに挨拶して早速記念撮影。

※さすがにボカシ入れてますが、当時の私も嫁も若い(笑

日本では考えられない…大災害の時は一時的にはありえるだろうけども。

久しぶりに会った嫁とお祖母ちゃんは抱き合って再会を喜び

「もう会えないかとおもった」みたいな状況で涙を流します。

私も感動でウルウルしてしましたよ…

 

中国では、かならず付き添いの人が必要です。

親戚が交代交代で24時間誰かが貼り付いています。

日本では看護師さん食事を含め介護とかもやってくれますが、

ここでは医療行為以外はしてくれないのです。

※お金を払って専用の人を雇うこともできます

 

今回は、私と嫁が一晩付き添うことになりました。

ですが、さすがに眠る場所を確保しないといけません。

病院で簡易ベットをレンタルできます。

もちろん有料で2台分…お値段が少々高いらしいです。

そして、嫁の判断は信じられないものでした…

お祖母ちゃんと一緒に外のホテルに泊まる!

え?脱走するん?本気?大丈夫なの?

でも、そもそもホテルの方が安いのぉ?

 

点滴が終われば、朝の8時頃に戻れば問題ないらしい。

そして本当に実行することにびっくりした!

点滴が終わったので、嫁が一緒に泊りに出ることを伝えます。

お祖母ちゃん大喜び!よし行くか!と、むくっと起き上がり

じゃトイレ行ってくる!っと、キビキビと歩いて行きます。

あの~めっちゃ元気なんですけどぉ!

私、呆然と見送るしかありませんでした。

 

今更ながら嫁に入院の理由を聞いてみたら

耳鳴りが酷くての治療とのこと…通常は入院するほどでは無い。

でも、老人だから通院が大変なので入院しているってことでした。

感動の対面だと思ってウルウルした私のを気持ちを返して欲しい…

 

夜付き添い予定だったら叔父(義父妹の旦那)が登場。

今日は我々がいるから大丈夫と伝えます。

折角だから、お祖母ちゃんも含めて一緒に夕食を食べに出ます。

叔父さん白酒が好きなので付き合います。

さすがに1杯では足りないよねぇ…

2杯目を飲み「さぁこれから開始だ!」みたいな雰囲気に…

さすがにこれ以上は、私も酔っぱらいになってしまう。

叔母さんに怒られて、叔父さんはしょんぼり(´・ω・`)

3杯目は不許可で解散です(笑

 

私、嫁、お祖母ちゃんの3人が宿泊するホテルを探します。

病院周辺には、入院患者さんの付き添いとか縁者向けの

安い素泊まりホテルがけっこうたくさんあるんですよ。

 

そこで3人部屋とか無いか聞いてみたら、小さい部屋は空いていない。

6人仕様の大部屋しかないそうです。そして始まる料金交渉。

ただ一晩泊まるだけ…どうせ今から客も来ないだろう?

空けておくのであれば、安く泊まらせてよ!と交渉ですよヽ(´ー`)ノ

そしたら、25元で泊まれました(爆笑

3人で25元ですよ?約300円?マジで?大丈夫なの?

部屋にはいったら、前の50元ホテルと比べて納得です…

ここ強制労働者用のタコ部屋っすかね?

ベットの2階は怖くて使えないですね…

寝床が抜けそうだし、寝返りしたら落っこちる

 

セキュリティーは中からカンヌキをかけるだけ。

蹴り飛ばせば、簡単に壊れる程度の扉ですわ…

身の危険を感じるのだけども((((;゚Д゚))))

そして、泊まっているのは、女性と老人、そして外国人です…

他の客とかに察知されるとちょっと怖い…

トイレは共同なので人の気配がないときにささっと済ませるしかない。

静かに会話をしてさっさと寝ることにしました。

まぁ何事も起こりませんでしたけどね(当たり前

 

翌朝、病院へお祖母ちゃんと届けて、付きそいの叔父にバトンタッチ

任務完了です。この後は嫁の故郷へ向かいます。

 

長くなったので、今回はこの辺りで

その2へ続きます。