11月8日は、皆既日食です。

上海では17時過ぎから本影食が始まり、20時半ごろに終了らしい。

今回の食は1時間半ぐらいでけっこう長いね。

昨年は部分日食でした。

残念ながら不手際で本影の撮影はできなかったです。

まぁ半影は、ぎりぎり撮影できたのですけども。

 

そういうことで、今回は万全の体制で挑みます。

まずが、自宅東側のロケーション確認のため、ステラリウムで情報収集

割と安定して撮影できる高度30度近辺で方位が89度、ほぼ真東ですね。

天王星の食の始まりも19時過ぎのようです。これも観測できると嬉しいな。

食が終わる頃で、高度42度、方位は95度ぐらい、これもほぼ真東。

天王星の食が終わるのはこのぐらいの時間みたい

欠け始めは、高度が低すぎて観測できないです。
ですが、19時頃~食の終了までは観測できそうです。

 

予行演習したいなぁ・・・若干雲が出ていて観測条件はあまりよくない。

ですが、月であれば観測可能。※11/5夜

ONSTEPフル装備での月観測はトラブルで撮影できなかったのです。

南面でのONSTEP観測は実質初めてなのでぶっつけ本番は避けたい。

ですが、次女の世話があるので無理…うーん。と、思っていたら、

なんと夕食前に眠ってしまいました Σ( ̄□ ̄|||)

※その分、夜寝るのが遅くて大変でしたけどもorz

これは、大チャンスです!即望遠鏡を設置して月観測です。

今回は、あえて色々な撮り方と画像処理をしてみました。

まずは、294MCで全体を一発撮りです。

ASI294MC 500/1000フレーム PIPP+AS!3+Registax Waveletは緩め

 

次は224MCでモザイク撮影


8分割撮影 60/300フレーム ASIVideoStack+ICE+Registax+PSP ヒストグラム調整

ASIVideoStackでは、画像をシャープにする処理がはいっているようで

Waveletは、ほんの少しだけかけました。

しかし、こちらは、撮影時の設定が明るすぎた…

明るさと色調整に苦労する羽目になりました(汗

 

あと、ついでにクレーターも撮影。

224+BALx2.5 拡大撮影です。

500/1000 フレーム AS!3+Rexistax+PSP 明るさコントラスト調整

うーん。明るい部分が白飛びしちゃっているなぁ…

撮影時のGAINと露出時間のバランスが悪かったか。

 

この後、木星がギリギリ視野に入っていたので、ついでに撮影

BALx5に換装したりADC接続する余裕は無かったです。

224+BALx2.5 250/1000 AS!3+Registax 

最初に木星を撮影しておけばよかったかなぁ

 

ガリレオ衛星が綺麗に並んでいたので294で全体撮影

※木星と衛星は別撮り合成

今回の観測はここまです。※木星撮影中に次女が目を覚ました(笑

18時過ぎに設営開始して19時半に撤収完了の駆け足観測でしたが

割と充実した撮影になりました。

短時間でここまで撮影できるのはONSTEPのおかげですね。

導入も楽だし、極軸の微調整がまったく必要無いのが大きい

ホント自動導入赤道儀は便利だなぁ…人間ダメになる。

でも、一度経験するともう元には戻れませんね(^^;

 

月食当日の天気ですが…これは祈るしかないですね。

この機会を逃すと次は3年後だからなぁ…

あと、もう1つ、重大な懸念事項があります。

小区の集団PCR検査の時間と重なるのですよ。

我が家は検査場のすぐ近くなので目の前の人通りが非常に多くなります。

そして、子供達が集団で押し寄せて来て望遠鏡に触るわ

大人が望遠鏡の中をスマフォライトで照らすわで最悪…

邪魔が入らなければよいのだけどねぇ

本影撮影中にやられたら、さすがにキレるかもしれん(^^;