光害(ひかりがい/こうがい)は色々な側面で公害と呼べるようですが、

今回は天体観測に関連のみの記事です

まぁ簡単に言えば、町の人工的な照明が空を照らしてしまい

天体観測に影響を及ぼす(見えなくなる)現象ですね。

 

上海は全土にわたって酷い光害となっております。

地上観測点や人工衛星で測定した結果を可視化したものがあります。

世界の光害マップです。

 

日本と上海近辺を見てみるとこんな感じ。

暗い部分ほど天体観測に適している場所ということになります。
目視でどの程度の明るさの天体を見ることができるを評価した
ボートル・スケール (Bortle scale )によって色分けされています。
1~9のクラスで表現されていて数値が小さいほど暗い環境になります。
 
さすがに人口が集中している所は明るいですね。

※北朝鮮が真っ黒なのが印象的

上海を拡大してみてます。

上海市内どこへ行っても、満天の星空は見えそうもありませんね(^^;

マップ上で左クリックすると、近辺の状態を確認できます。

ちなみに我が住まい近辺は…

クラス7ですか…指標によると「 郊外と都市部の境 」

「アンドロメダ銀河とプレセペ星団は感じ取られるだろうが形状はわからない」

となっていますけど、目視でもアンドロメダはまったく見えないです(笑

ん-どんな感じで見えるのかよくわからないですねぇ

そうしたら、こんなサイトを見つけました。

 

右側のスクロールバーを動かしてスケールをいじると

目視でどのように見えるか?をシミュレーションしてくれます。

オリオン座と北斗七星で確認できます。

ちなみに我が家は、まさしくクラス9!でした(涙

状態が良い時でギリギリクラス8って、ところですねぇ…

まぁ自宅前での観測ですから、こんなものなのでしょう。
街灯が無い広い所へ行けばもう少し見えるかな?

 

幼少の頃、家族旅行で八丈島へ行ったのですけど
ホテルの屋上から、初めて天の川を見ました。

光害マップで八丈島を見てみると観測地点はクラス3の青部分です。

そうすると、青よりも暗い場所では、満天の星空が期待できそうですね。

上海には存在していないようですが(^^;