帰宅したら目視で北極星が見えました。

北極星を使った極軸調整の練習を思い立って、早速練習がてら設置。

自宅の北側に望遠鏡を設営するのですが、実は北面は、環境がかなり悪いのです。

どのぐらい悪いのかというと、極軸望遠鏡をのぞくと、レクチルが見えます(笑

敷地内の街頭が普通に間接照明になっちゃうんですよねぇ

あと、建屋の出入り口のすぐ脇になるので、人通りが多いのも問題。

一生懸命望遠鏡をいじっていると背後から突然話かけられて

飛び上がったりすることも珍しくありません。

 

隣人の攻撃を受けながら Polar Scope Align Pro

北極星のレクチル位置を調べ、極軸調整はあっさり完了。

思っていたよりも赤道儀の角度いじることになりますねぇ

初めてこのアプリを正しく使った気がします(笑

 

まぁ折角、極軸調整もしたし、 ASI294MCも購入したことですし

何か観測しようかなーってことで、狙いやすそうなアンドロメダ銀河を見てみましょうか。

上海で天体観測を始めてから、今まで一番良い夜でも、目視では3等星までしかみえません。

晴れていても肉眼では2等星がギリギリというか…冬場は、ほとんど見えないですね。

 

そういう状態なので、目視ではアンドロメダなんて絶対に見えないです。

なので、北極星を基準に例の方法で導入を試みます。

思いのほか高度が高くて、赤道儀だと方向合わせるの大変だな・・・

 

カメラのGAINをMAXにして、EXPもいじります。

ぉーそれっぽい何かが見えますねぇ

微かにアンドロメダの中心部分が淡い感じでみえました。
 

ZWO社提供の ASIStudioに入っている、LiveStackを使ってみました。

ダーク・フラット等の補正を一切すっとばしたライトのみのStackなので

得られた画像は酷かったのですが、コントラストや明るさ、

ヒストグラムの調整を行って、なんとか見える状態になりました。

次回は、バイアス、ダーク、フラットも撮影して補正してみようと思います。

いやーしかし、しょぼいっすねぇ(笑

素晴らしい写真を撮影している方からみれば、なんじゃこれ?と、いった感じでしょう。

ですが、自身の手で初めて撮影できたことがとても嬉しかったです。

M32とM110と思われる部分も微かに見えますね。

もともと、私の望遠鏡とカメラでは、アンドロメダ全体の撮影はできません。

まぁそもそも上海だと細かい部分は厳しいでしょうけども。


北極星使った極軸調整も完璧だったようで、120秒の露出時間でもボケもないっぽいです。

もう惑星はシーズンが終了。

これからは北側DSOと南東側のオリオン座近辺を狙っていこうと思います。

 

まぁ目視で普通に北極星が見える天気であることと

時間が取れれば・・・の話ですけども。

 

アイピースで覗いても、まったく見えないのに、CMOSカメラは凄いですよね

素人でも感度を上げて、スタックするば見えてくるんですよねぇ

便利な世の中になったものです。