誰かの『願い』なんて聞いたことはない
ただの気まぐれ?
いや、違う
あのときの声が離れない
『ジェジュン また 会いに来て』
オレだけにしか叶えてやることのできない『願い』を
叶えてやりたいと思った
◆
JS『ジェジューン 謹慎とけたの??』
JJ『ははっ♪おかげさまで♪』
YC『人間と喋ったりするから~』
JJ『ほっとけなかったんだよ』
JS『も~ジェジュンは優しいんだから!』
オレは5日間の謹慎をくらった
理由は…そう『人間と喋ったから』
誰かにチクられたらしく(きっとオレかアノ人に嫉妬してるヤツに違いない!)
なぜかしゅんとした神に呼ばれ
『ごめんね~ジェジュン…なんか罰与えないと示しつかないから~…
5日くらい謹慎してて?』ってぽやぽや言われた
『はい』
別に謹慎くらいどってことないし
休みだと思えば気は楽だ♪
でも謹慎中は下界を覗くことすら出来ないのがネックだった
ユノのことが心配でたまらなかった
でも謹慎がとけた今
ユノを見ることが出来る!!
2人とわかれたあとお気に入りの雲に寝転がりあの教会を見つけてユノの姿を探した
『外には…いない…か』
見渡す限りユノはいなかった
んじゃ次は中だな♪
(グイっ―――)
JJ『わっ――― 何!?』
思い切り引かれた手の先に居たのは
JJ『何するの!ヒチョル!』
ヒチョルだった
HC『ジェジュン 悪いことは言わねーから 人間に関わるのはやめとけ』
やめとけって…
JJ『別に一回会っただけだよ』
HC『じゃあ見るな 帰るぞ』
そのまま手を引いて行こうとする
JJ『べっ別にいいじゃん!見るくらい!』
HC『だめだ!』
JJ『ヒチョルに関係ない!』
HC『ジェジュン!!』
その時―――
教会の中に現われたのは間違いなく『ユノ』だった
JJ『ユノだ!』
オレは食い入るようにユノを見た
ヒチョルはむすっとしたままオレの横に座った
嫌なら一緒にいなければいいのに
JJ『ヒチョル、仕事行っていいよ?』
HC『まだ…いいんだよ』
JJ『ふ~ん?…あれ?』
ユノの元気がない…ように見える
気のせいかな?
って!!
JJ『あざ!!!何あの顔のあざ!!』
HC『・・・・・・・・・・・・・・・・』
ユノの可愛い顔にはいくつもの青いあざが出来ていた
JJ『誰かに…殴られたんだ…』
オレの頭にあの日のユノが浮かぶ
優しい笑顔が一瞬にして消えた
あのドアの向こう音がしたときから
コップを持つ手が震えていた
あの青あざが出来るようなことがこれから起こるとユノは予想出来ていたんだろうか…
それでもオレに笑ってくれたの?
『ジェジュン また 会いに来て』
彼の本当の願いは…
JJ『誰があんなこと!!…行かなきゃ…』
HC『…行くな』
JJ『止めないで!あんなユノ見てられない!』
HC『もうすぐ終わる』
JJ『?』
HC『終わらせる』
JJ『どういう意味?』
HC『…ユノが終わらせるから』
JJ『何…言ってるの…』
チっと舌うちとともにオレの目の前に差し出されたのは
今日の『死者リスト』
そこには―――
『チョン・ギョンス 42歳 出血死』と書かれた紙があった
きょとんとするオレに突き付けられたのは
あまりに非情なヒチョルの言葉だった
『チョン・ギョンスはユノの叔父だ
出血死ってーのは…』
ゴクリとのどをならす
まさか…
『ユノが弟を守るために――――』
(―――バサっ)
オレはヒチョルの言葉を最後まで聞かずユノの元へ向かった
予定の時間まであと5分
『ユノっ…だめだ!!だめだよ!!!ユノっ!!!!』
◆
なんで一回しか会ったことのない子供に
こんなに必死になったんだろう
でもこれは運命
君がオレを
『天使』だと言って笑ってくれたあの日から
オレは君の
君だけの『天使』になろうって決めたから