この想い届くまで 35 | 幽明遥けく隔つとも

幽明遥けく隔つとも

下手の物好きでユンジェ小説頑張ります!

(YH side)


朝抱きしめて眠っていたジェジュンの手が
自分のシャツから離れていたことを少し寂しく感じて
俺は一人微笑んだ

…俺の方が君にやられてる
…きっと真っ直ぐ「好きです」と言われたあの瞬間から…



「前髪切ってたんだな…」



綺麗な寝顔
涙に暮れた目の下に気付かれないようにキスをして
俺はジェジュンを残し家を出た

ーーー返し忘れてた本を『あの図書館』に返却するために…

チャンミンにもし会うことになったとしても
構わないと思ったから

今現れた理由を聞いたらいい
それに誠実に答えればいい

好きになったあの『瞳』を真っ直ぐ見て
ただそのときの気持ちを伝えれば……




俺は…俺はなんて自分勝手だったんだろう




残してきたジェジュンの気持ちなんてちゃんと考えてやれてなかった……







(JJ side)


「ん……しゅ……にん?」

い…ない?

「ユノ?」

オレは寝室を出てリビングへと向かった

そしてそこにあった一枚のメモに愕然とする

『図書館に本返しに行ってくる
そのまま会社に向かう』

「ど……して?」

なんで!?
昨日の今日で!!
あの『図書館』に行けるの…!?

……会いたいんですか?

「愛してる」って言ってくれたのに…
あんなに言ってくれたのに……

オレが彼なら行きます
貴方に会いたい気持ちがあるなら必ず!!!!

必ず……

あの『図書館』に………

ユノ…どうして………


オレはぐちゃぐちゃのスーツを着て
いつ出たのかもわからない彼のあとを追った

「間に合って……」

ただ必死にそう思ってた……