貴方に愛と忠誠を… 第二話 | 幽明遥けく隔つとも

幽明遥けく隔つとも

下手の物好きでユンジェ小説頑張ります!


少しときを戻して
彼らが元服したころのお話をしましょう

ジェジュンは『太子』として生まれましたが
その実ほとんど継承権はなく
理由は上に5人もの兄がいるからでした

全員が異母兄弟という
まぁこの時代珍しくもなんともないではありましたが

ジェジュンは一番末の子で
母君も身分はあまり高いほうではなかったということもあり

兄たちや義母にもないがしろにされ
屋敷ではさびしく・・・

「きゃははは~♪」

「こらジェジュン!!!!」



さびしく・・・




「また怒られますよぉ」

「ほっとけほっとけ~」




え~・・・
だから・・・
さびしくね?





「ユノ!ほら!鬼ごっこしよ♪」

「もうやらない」

「なんでだよぉ!」

「元服したから!」

「・・・ば~か」

「・・・」・・・無視
大人になったんだから・・・

「ば~かば~か・・・」

「・・・」・・・我慢
俺は大人になったんだから・・・

「「「ば~かば~か」」」(在・俊・有)

「・・・・・・ぬぁああああああああああ~!!!!」
ユノが3人を追いかけ始めた――

「は~い♪ユノが鬼ね~♪」

「「わ~!!!逃げろ~!!」」

「ふっ・・・子供ですね・・・」
僕はやりませんよ?元服したんですから・・・

って・・・お??いつの間に
ユノが目の前に??

「はい、次チャンミンな!」
肩…ポンって―――

「いや、僕はやりませんよ?夕刻までにこの文を・・・って
ユノ!!!」

すっごく速い―――

「・・・ふっ・・・僕を怒らせたら怖いって知ってるでしょ?
さっさと終わらせて
僕は仕事に戻りますよ・・・

うぉりゃ~~!!!!待てこら~!!!!!」


え~寂しく…


・・・はなかったようです・・・ね?


毎日が寂しい(はずの)宮中で

毎日5人でこんなふうに過ごしておりました

母君は亡くなり太子としても位置は下位
それでも在中は幸せでした

4人の幼馴染がいるから
4人がそばにいてくれるから

たとえお前は一人ぼっちだと言われ続けても
一人ではないことは分かっていたから

ジェジュンは幸せだったのです

ずっとこのままでいられればいい
皆そう思っておりました―――