『冬の海』
寒い…寒すぎるよ、ユノ…
「ユノ~どうしてここ?
寒くない?
海は夏にくるもんだよ~」
そう言ったものの
ユノが連れてきてくれた場所が恋人同士がくる
定番の場所だったから
オレは上機嫌だった♪
恋人らしい♪
それだけでオレは宙にも舞うことができそうなくらい
ハッピーになれる
ユノと海沿いを歩いて
バカな話をして
時折ユノが「笑って」って注文をつけるから
ふざけてこんなポーズをしてみたり…
ユノはなんでも写真にとりたがる
「おかしなとこ撮らないで!」って怒っても
「可愛い」そう言ってまた撮る
『可愛い』なんて言われても…
な~んて
嬉しいに決まってる♪♪♪
でも…
「ユノ~なんで海だったの?」
オレは聞く
「う~ん、ここはさ、いつも一人で来てたんだ」
そういえば…
初めて聞くかもしれない
ユノの昔話―
フフっ
「いつもこの辺に座ってさ、
何をするわけでもなく
一日居たりしたんだ」
砂浜に座るユノがそのまま消えてしまいそうで
オレは怖くなって抱きしめた
「ジェジュン、少しだけ俺の話聞いてくれる?」
オレはユノが消えないように手を握り
ユノの横に腰かけた
「ジェジュン…
俺には大切な人が二人いる
一人は『チャンミン』
もう一人は…
わかるだろ?
ジェジュン、お前だよ…」
なんで…なんでそんな悲しそうに笑うんだ
ここは幸せそうに笑うところだろ?
「二人には幸せになってもらいたい
絶対に…
ジェジュン、チャンミンはね
本当にいい子なんだよ…
初めてあった人は
チャンミンをクールな人間だと思うかもしれないけど
本当はすごく情熱的で
頼りがいがあって
いつも心配してくれて
優しい、優しい子なんだよ…
だれかチャンミンを心から理解してくれる人が
現われて欲しい…」
そう言ってまた海を見つめる
「あ!ユノ!ユノ!!」
オレは思い出した
「ユノ、ユチョンてわかるだろ?
この間チャンミンが差し入れもってきてくれたときに
ちょっといろいろあって…
チャンミンが部屋を出て行った瞬間
ユチョンが追いかけていったんだ…
それはすごい勢いで…
5…10分くらいかな?
ユチョンが帰ってきて
『絶対!友達になってやる!』
ってわけわからないこと言ってた…
チャンミンと友達になりたいってそう言ってたんだよ」
ユノはオレの言葉を聞いて
ビックリしてるみたいだった
「そうか」
(ユチョン…ユチョンか…)
なんだかすごく嬉しそうにしてたユノをみて
オレは頬にキスをしてみた
ユノは嬉しそうにオレを見て
もう一度オレの手を握り
「でもジェジュン…
俺が一番幸せになって欲しいと願うのは
ジェジュン、お前だよ…」
「オレ、幸せだよ?」
「うん…」
それだけ言ってまた海を眺める
しばらくたって
ユノは立ち上がり
そして何かをふっきるように大声を出して言った―
「ジェジュン!覚えておいて!
俺の笑った顔」
「え?何?」
「笑ったか・お!」
いたずらっ子のようにオレに笑いかけるユノ
「あと~歌ってるジェジュンが好きだ!」
「何、何?」
こんな寒い日に海なんか誰もこないからって…
そんな大声で叫んで
オレは周りを見渡す
「ジェジュンの寝顔も!」
「ジェジュンの怒った顔も!」
ユノ…
「ジェジュンの笑った顔も!」
「ジェジュンの全部が…
だいすきだぁ!!!!!!!!!」
そう叫び続けてた
なんでこんなに愛を叫ばれてるのに
胸が痛くなるんだろう…
オレも…オレもなにか言わなきゃ…
なにか…
ボタボタと涙がこぼれて
ユノへの愛を叫びたいのに
言葉にならない
「オレも…ユノ…が…っ」
言葉に詰まったその瞬間
腕を掴まれユノの胸へと包まれた
「ジェジュンア…愛してる…愛してる」
呪文のようにかけられる言葉は
永遠に忘れることのない告白
「ユノ…愛してる…
ずっと…ずっとだよ…」
ユノはずっとずっと頷いてた
一つになれたらどんなに楽なんだろう
なんで別々に産まれて来たんだろう?
人はなにかのために生まれたと言うなら
間違いなくこう答えるだろう
『俺は…』
『オレは…』
『ジェジュンを愛する為に産まれた』
『ユノを愛する為に産まれた』
愛し合うために二人は出逢ったんだ
後悔はしない
愛したことも、愛されたことも
限りある時間を生きた
例えそれが二人が出逢って5年という歳月だったとしても…
ビクビク…
多分感づかれていらっしゃるだろうと…
今回の小説は『悲恋』です
いや…悲恋で終わらせませんが…
いやな方が多くいらっしゃると思いますので
この辺でカミングアウトさせていただきます
あ、ユノは…
ネタバレになってしまうのでまだ書きませんが…
それに
チャンミンとユチョンの話も書かなきゃなので…
もう少し後でカミングアウトをと思ってたのですが
予告です…
ユノペンの方がいらっしゃって本気で怒られるかもしれません…
なのでこのお話を理解して下さる方のみ閲覧してもらえるよう
アメ限にしようかと思っております…
しかしながらアチャの小説を見て下さる数少ない方の中でも
18歳未満の方がいらっしゃるかもしれません…
なのでもう少しは全員公開しようと考えております…
もう一度言います
『悲恋』だけで終わりたくない
それがアチャの気持ちです
じゃあ悲恋を描くなというご指摘はお受けしません(笑)
いろいろご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します―