吉田雅夫 | ジェームスの呟き

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音楽特にクラシックについてレコードを聽いた感想などをブログに書いています。

ほ日本のフルート奏者の第一人者田雅夫は「私はモーツァルトを日本風に吹こうとは思っていない。

モーツァルトを吹く。

自分が自信を持って演奏しなければ聴衆の心に響かない。と言う。

W.ジュピター指揮N響とのモーツァルトのフルート協奏曲第2番は誰でもない正に吉田雅夫のモーツァルトである。

品格のある優雅な演奏である。

外山雄三率いるN響と共にイタリアへへ演奏旅行に行った時、外山が作曲した「管弦樂のためのラプソディー」を演奏した。

日本民謡をアレンジしたメドレーだが賑やかなあんたがたどこさや、ソーラン節、炭鉱節に續ひて、一転して

静かな信濃追分になり、沁々とした吉田のフルートソロが入る。

別の日に此を聽ひたチェリビダッケは「此は獨逸でもなければ怫蘭西のフルートでもない。良い演奏を聽かせてくれて有り難う」と言ったさうだ。

フィナーレの八木節が始まると陽気なイタリアの人達は踊り出したさうだ笑

我が國に吉田のやうなフルート奏者が居たことを誇りに思う。