井草八幡宮例大祭 | ジェームスの呟き

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井草八幡宮は都内有数の大きな神社である。
三年に一度の本社神輿の車での巡幸、五年に一度の流鏑馬神事。
今年はそれ以外の年で9月30日宵宮、10月1日大祭10月5日青梅街道神輿渡御となった。

下の写真は車での巡幸。


縄文期から人々が生活していた此の地にが祀られ、神社としての形態をととのえたのは平安時代末期といわれている。当初は春日神を祀っており、源頼朝が奥州討伐の折、八幡神合祀して戦勝を祈願して以来八幡宮を合祀し、後年春日社を末社として奉斎するようになった。

下の写真は頼朝公手植えの松。



文明9年には太田道灌が石神井城の豊島氏を攻むるに当たり、戦勝祈願をしたと云い伝えられている。

江戸幕府三代将軍の徳川家光は、寺社奉行井上正利をして社殿を造営し、 慶安2年に朱印領六石を寄進している。以降幕末まで歴代将軍から朱印地の寄進があった。その頃、氏子崇敬者により、石燈篭、石鳥居、狛犬、手水盤などが奉献された。

明治以降も氏子崇敬者によって社殿の改修や増築が繰り返され、同時に植林も行われた。


↑春日社。奈良春日大社と同じ造り。

本日は神樂の奉納が行われた。
里神樂と違い實に厳かなものである。