昔、受験勉強で印象深い言葉というと、

Don't put off till tomorrow what you can do today.
今日できることを明日に延ばすな。

なせばなる なさねばならぬ 何事も ならぬは人のなさぬなりけり
何事もやるからできる。やらないからできない。うまくいかないのはやっていないからだ。

と、

fruitful monotony
単調な作業を(飽きずに)続けると実りある結果が出る。

です。まあ、僕がよく陥りやすい点です。

Too much travel, too much variety of impressions, are not good for the young, and cause them as they grow up to become incapable of enduring fruitful monotony.

これが原文です。バートランドラッセルの「幸福論」の一部。

若者に旅行やさまざまな刺激的な生活をさせすぎるのはよくない。大人になるにつれて、実りある成果を生む単調な生活に耐えられなくなる。

大学受験の和訳問題にすると、面白いです。
最初の部分は、It is not good for the young people to travel too much and live variety of impressional lives too much というふうに品詞を変えて訳すのがコツです。
ポイントは抽象名詞monotony(単調さ)の訳です。ここでは単調な生活・・と具体的に「生活」という名詞を補いました。
monotonyとimpressionが反対の意味になっています。

コツコツ努力することで結果が出るような巨大プロジェクト(受験とか資格試験とか)の場合、この言葉が重要になってきます。

何でもないようなことが幸せだったと思う・・・と歌っていた人もいましたね。

浮気する奥さんの言い訳として、「生活がつまらないから」という話もよく聞きますが、・・だんなさんだって毎日満員電車で通勤して仕事するのは辛いだろうに・・。

僕も単調な努力が嫌いなので、この言葉は身にしみます・・・。この言葉を思いながら少しずつ前に進みたいと思います。

前に進んでいるはずなのに新しい課題が出てきて、宿題が増えている感じがしますが・・・、来年こそは成果を発表できるようにしたいと思います。

それでは、みなさまも、よいお年を!