みなさん、こんにちはあさちゃんです。
今日は「物を並べる遊び」についてお話しします。
小さな子供がミニカーや積木、ビー玉などを並べて遊ぶことってありませんか?
市などでやっている「子育て広場」や「遊びの広場」などに行くと、見られる光景ですよね。
うちの息子も、並べる遊びが大好きでした
しかし、あまりにも毎日、我が子が物凄い集中力で物を並べていると、中には『うちの子は自閉症なのかしら?』と心配になる方もいらっしゃると思います。
確かに、自閉症の子どもに見られる特徴として、物を集めたり、規則的に物を並べたりすることを好むという特徴があるそうです。
しかし、子供が物を並べて遊んでいたからといって、それだけで自閉症を疑うのは少し早いみたいですよ。
小さな子どもなら、物を並べるという遊びに夢中になることはよくある事なんです
うちの息子の場合は、ミニカーが大好きなので、一緒に遊ぶ時に、私が畳の縁を駐車場に見立てて、カッコよく「駐車場に入れるみたいに」並べて見たり『渋滞です』と言って何台か繋げて並べてみたりしました。
すると、好きなもの(ミニカー)が並んでいる事に関心がいきました。
そこから彼の並べる遊びが始まりました
どうしてこんなに並べることに集中出来るの?と驚くぐらい、1時間はほっといても静かに遊んでいました。
他にも『興味を持つかな?』と思い、積み木をやらせると、上に乗せる面白さにも目覚めました。
こうして上と横に並べる学習をすると、息子は家にある色々な小物を並べ始めました。
もしかすると、これは並べようとするものにも秘密があるかもしれません。
若干の大きさの違いはあっても、ミニカーや絵本は「同じ形」がいっぱい。
ペンも長さや太さは違っても「形状」は似ているし、ビー玉や小さな子供用のボールも大きさは違うけれど「同じ形」です。
息子は『おんなじ。おんなじ』と言いながら並べていることもありました
そのうちNHKの「ピタゴラスイッチ」をみて「空間をデザインする面白さを学んだ」のか、それぞれの形を混ぜて並べ、自分の手でその形を使って、「空間を変化させること」を楽しみ始めました。
ビー玉を転がしたりはしませんが、彼にとってはそのイメージなのか『ピタゴラスイッチピタゴラスイッチ』と言いながら並べているのが印象的でした。
自分の見えている空間に物を並べることで、線や面が生まれ、それによって空間が分けられたり、大きさや高さが変わり、違う空間が生まれる事に楽しみを見出していたのです。
同じ様な形のものがいっぱいあって、それを並べるという行為は、この遊びで「空間を感じること」そして『自分にはこんな事が出来るんだ!』という「達成感」を引き起こし、「自分の力を信じる事」に繋がるのです。
もし子供が物を並べ出したら、『空間デザインのチャンス!』と考えると、良いですね。
そうやって、自分で考える力が、「人間力」を引き出すのですから。
「シンプルでわかりやすい形状のものがいっぱい」を意識してみなさんも試してみて下さい。
そして、初めは一緒に「声かけ」をしながら楽しんでみて
『いっぱいだね〜』『並んだね〜』『いくつ並んだか数えてみようか?』『これは丸いよね』『これは同じだね』『これは四角いね』などと話しながら、『上に乗るかな?』なんて時々実験したりすると、1時間はほっといてもひとりで集中して遊ぶ様になりますよ
そして渾身の『ママ見て〜!』のお呼びがかかった時は「何をほっぽり投げてでも見る事」が「自己重要感」に大きく作用するので忘れずに!
むしろそれまでは、下手に声をかけないでいる方が、集中して作品を完成させるアーティストの様になり、「精神も安定」します。
脳も使うので、夜はよく寝ますよ!お試しあれ