(14)チュニジアへ:12日目 素晴らしき、ブラレジア、ドゥッガの遺跡 | のんトラベル by Officeひるねこ

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『恋する旅女、世界をゆくーー29歳会社を辞めて旅にでた』、『泣きたくなる旅の日は世界が美しい』(幻冬舎)の著者・小林希による自分らしさを貫く”人生・恋愛・仕事の描き方”をお伝えします!

11月28日。

旅12日目は、遺跡ツアーをします。


ツアーは、古代都市遺跡ブラレジアとドゥッガをまわろうというもの。

日本からトラベルサンでツアーを申し込んでいったんです。

というのも、どちらも自分たちで行くには非常に行きにくく、電車とバスとルアージュの乗換えがたくさんあるし、その乗換え時間がちょうどよいかというと、そうでもなさそうな。


なので、どうしようか悩んでいたときに、ちょうどトラベルサンがキャンペーンツアーをしていて、100ユーロで3人を連れていってくれることになったのです。

ツアー料金としては、かなり安い!


ピックアップは朝8時。

朝食をしっかり食べて、ドライバーがチュニジア・パレス・ホテルに来るのを待ちます。

(実際は、あっという間に到着して、待ってもらっていた)



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ドライバーさんは、超イケメンのお兄さん。

しかも、車が新車で超キレイ。


助手席に座り、後部座席のりっちゃんとあこたんには申し訳ないけど、

ずっと彼の横顔を見つめていました。


なーんて。(いや、結構ほんとうに)


電話でトラベルサンのマダムから電話がかかってきたとき。

(トラベルサンは、必ずドライバーに電話をして、私に代わって安全確認をしてくれます)


電話を出た彼は、


「ボンジュール マダム、・・・・ウィ、マダム」


と、一連の流れが超クール! 

というか、彼はチュニジアでは稀に見る、クールガイ。

すこしも話かけてくれないです。

(チュニジア人は陽気で人懐こく、おしゃべりだというのに)


私たちが、車内で、


「アラビア語で太陽って・・・、あ、シャム、シャミ、シャミス?」


「えー、、月はカメラ? カマル?」


「じゃあ、星は・・・」



と話し合っていたら、お兄さん、くすっと笑って


「シャムス、カマル、ネジマ」


と教えてくれたし(でも、それを言ったらまた無口に)、あこたんが後部座席で鼻水が止まらない状態になっていたら、


「スミマセン、ドウゾ」


と言って、ティッシュをくれました。

いやー普通~~~~のことですよ、わかっています、でもお兄さんがやると違うんだなぁ。

素敵! でした!

(私たちの失態は、このお兄さんの写真を撮らなかったこと。

いえ、かっこよすぎて撮れませんでした)



そんなこんなで、3時間ほどかけて、ブラレジアに到着です。

現地ガイドさんについて、散策します。




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すごいなあ。


ここ一体の建物は、大地震によって崩壊してしまったようで、今地上に残っているのはごくわずか。

それでも、当時の人々の生活を想像すると、一気にタイムスリップしちゃうような感覚になる。


大きなつくし?

あこたんが、小さくなったのか。

まるで不思議の国のようです。



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いよいよ、古代都市の中心へ。

ここでは、猟師の家とか、お金持ちの家とか、いろいろ見ることができます。




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そして、なんともすごい地下建築!

そうなんです、ブラレジアは「古代地下都市」として有名なのです。


暑い夏は地下で生活していたようです。

かなり、立派な地下です。




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地下に降りてみました。

ひとつひとつ部屋になっており、実際に使われていたであろう情景が目に浮かんでくる。




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素晴らしかったのは、建築物だけではなくて、モザイク画。

床が、ほとんどモザイクになっていました。


ブラレジアは、紀元前2世紀のヌミディア王国時代から、ローマの属州となったり、ビザンチン帝国の影響をうけたりしていた歴史があります。

なのでモザイクは、その時からのものらしいです。


猟師の家や漁業の家には、たとえば家畜だったり、タコとかイカのモザイク画があったりします。


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モザイクの多くは、はじめに寄ったバルドー美術館に保管されているようですが、床に敷かれたモザイクはかなりそのまま残っています。


このハートみたいなの、バルドーでみた!!

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そして、ブラレジアでお金持ちだったという、アンフィトリテの家では、地下がまた素晴らしい。

オーブもいるし。


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シェル型の噴水(だったかな)。




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地下ということもあり、保存状態が非常にいい。



トリトンとアフロディーテのモザイクです。

色がとても綺麗に出ているし、迫力がある。

博物館でもなく、当時のままの状態で観られるがすごく感動しました。



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すばらしい。



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それから、入口近くに戻ってきて、ユリア・メムニアの浴場を見学。



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ここは、劇場です。

演劇が行われていたそうです。



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今は、チュニジアンボーイズがサッカーをしていましたが。

って、遺跡でやっていいの?



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それにしても、ほのぼの。

時空を超えて、ここで生きた人たちと触れあえた気もしました。

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かなりお腹が空いたので、途中でランチをとりました。



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次に着いたのが、ドゥッガ遺跡です。

ドゥッガは、非常に保存状態が良く、ローマ・ビザンチン複合遺跡として世界遺産に登録されています。


たしかに、保存状態が良いと思いました。



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入口は、まずは劇場からスタート。

夏などは、ここでフェスティバルが行わるようです。

すごいな、遺跡でイベントなんて!



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わーい。

神々しい光だねーって思っていたら、本当に綺麗な光の中にいるような、そんな写真が撮れたよー。


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ドゥッガのシンボルは、あの神殿キャピトルです!

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近づくと、本当にすごい迫力なんです。

レプリカではありません。

すべて、本物です。




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高さ8メートルはあるそうです。

この神殿には、ジュピター神、ジュノー神、ミネルヴァ神の3神を祀っているとか。




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ドゥッガ、広すぎて、すべてまわりきるのは、無理です。

なので、ポイントだけ観ることに。




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ローマ人の住居跡です。





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別の神殿があった場所から、キャピトルを眺める。

いやーすごい、存在感です。




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だんだん、太陽が顔を出すようになって、緑の色が最高に美しくみえました。

遺跡も、張れると雰囲気が違うな・・・。




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ドゥッガでも、約2時間ほどかけてまわりました。

でも、一部しか見れませんでした。


そうそう、ずっと風が強かったです。

冬になると、吹雪くこともあるそうです。


間違いなく、チュニジアで一番素晴らしい遺跡だと思いました!

(って、すべてを見たわけではないですが)



帰りも、さらに2時間くらいかかります。

しばらく、ずっとオリーブ農園がつづきました。


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高速を使って帰ります。


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夕日が沈みました。




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ホテルに戻ってからは、あこたんが風邪気味だったので、ホテルに残し、私とりっちゃんで買い出しにでました。



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大好きになった、こっちのヨーグルトを買いましたよ。




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さぁ、29日でラストチュニジア! 30日が帰国なのです。