アクセスログの検索ワードを見ていると三木市野池、小野市野池が1.2フィニッシュなんですが、それに次いで多いのがファイナルディメンションPV-1610MH。もう既に廃盤間際(受注が溜まると生産するらしい)のロッドなんですが、新しいバージョンのアンリミテッドやジャッカルコラボのポイズングロリアスではなく、まだこの旧モデルが気になっている方がいらっしゃるようですね。ご参考になるかわかりませんが、私なりのタックルインプレッションをお届けしようかと思います。
そもそもこのロッドを購入しようと思ったキッカケは、通常琵琶湖でのテキサスリグはオロチX4のスーパーオロチを使用していました。このロッドはミディアムヘビーパワーでレギュラーテーパーのジグ向きロッドなんですが、琵琶湖のウィードをビシバシ切る分にはいいのですが、舐めるようにズル引いてくるにはティップが入らなさすぎて、キッチリとトレース出来ない不満を感じていました。もう少しティップの柔らかいロッドを選択すればいいんですが、ロッドパワーまで落とすと、あのウィードジャングルに一瞬で潜られてしまいます。
スピニングのような繊細なティップに、フリッピンロッドのような強靭なバット。テーパーは操作性の良いエキストラファスト(懐かしの名竿エアリアルのようなテーパー)最近流行のベイトフィネスロッドではソリッドティップ搭載でこのようなテーパーのロッドがありますが、残念ながらライトやミディアムライトアクションのロッドは私の求める物ではありません。それであれこれ探して、ようやく発見したのが、ファイナルディメンションPV-1610MHです。しなやかなティップに、強力なバットパワー。この相反する要素を、二本の異なるパワーのチューブラー素材をベリーで繋いでワンピースにしたのが、ファイナルディメンションのPVシリーズです。以下メーカー説明文です。
最初から汎用性を求めたのではなく、特化した機能追求の果てに汎用性までも身につけてしまったロッド…それがPVです。ピッチングでの弾道コントロール性能と、カバーに潜らせないパワーの両立を狙った超先調子のピッチングロッドがその原点。別素材のチューブラーティップを接着する特殊なハイブリッドワンピース構造によって、従来設計のワンピースロッドでは成し得なかった理想型を実現しました。ピッチングやテキサスリグなどの専用ロッドとして申し分のない能力を備えながらも、そのしなやかなティップとシャープな操作性はバーサタイルなプラッギングロッドとしても驚くほどの能力を発揮します。
上記にもありますが、まずキャストして驚いたのが、ピッチングの弾道コントロール性能です。これはティップ部分がMLクラスなので、ロッドにルアーのウェイトをのせやすく「タメ」が出来るおかげだと思われます。同様の理由によりサークルキャストのアキュラシーも非常に精度が高いです。そしてソフトなティップが食わせの間をつくるため、テキサスリグなどの食い込みがバツグンです。
では次に、そんなソフトなティップだったらフッキング性能はどうなん?という疑念が生じますが、別素材を繋いでいる訳ですからベリーから下が全く別物な訳ですよ。ちなみにバットの元径が私のパンチングロッドであるオロチX4デストラクションよりもぶっといです。太ければ強いってもんじゃないとは思いますが、太さからくる安心感はあります。ドスン!というアワセが実に気持ちが良いです。
※参考画像 左より オロチX4デストラクション、PV-1610MH、ブラックレーベルFM701MFB
へーって感じですね(笑)
ちなみにオールダブルフットガイドです。
あー長々とこの竿を褒め称えてしまいましたが、マイナス面をあえて申し上げますと、自重が155gと最近のロッドと比べると少し重いです。ただ私はメインロッドがグラスロッドという人ですので、重さに関して言えば全く気になりません(笑)あとパーフェクションシートの素材のせいなのかなんなのかわかりませんが冬場はグリップが異様に冷たいです(笑)
そんな訳で長くなりすぎましたのでここらでロッドインプレを終わりたいと思います。
結論は私的には星5つロッドでございます。
他に気になる点がございましたら、コメント欄にてご質問ください。
私みたいな素人でよろしければお答えさせていただきます(笑)