前回のつづき・・・
「 え!? 」
驚きと喜びで 頭が 真っ白になった。
―aceさんですよね。
…俺の事を知っている
話したい事は 沢山あるけど 何を話せば良いか 解らない。
きっと この娘も同じはずだ。
まずは 返事をしなければ 何も話せず 終わってしまう。
焦って言葉を 探しているうちに 渋谷の駅が 見えてきた。
今迄に無い程 頭をフル回転させたが 何も言葉が出てこない。
その娘の 顔が だんだん曇りだす。
…。
口火を切ったのは彼女だった。
「 aceさんが Webに載ってるのを 見た事があって。
この人良いなぁ て思ったことが あるんです。」
「 本当に
」
俺が 出てるWebは 美容室の紹介サイトで、 美容師が
うじゃうじゃいるのに
それなのに この娘は 俺の事を 覚えていて くれたなんて
「 ありがとう。」
素直に 嬉しかった。
彼女が 好意を 持っていたとしても そうじゃなくとも
たくさんある 美容室紹介サイトで
自分を 知ってる人が居るのは とても 嬉しい事だった。
これが きっかけで 彼女と色々な 話しが 出来た。
彼女は 大学生。
いつも 同じ位の時間に この電車を 使ってる事。
渋谷までの ほんの 短い時間で とても濃い話しをした。
…。
―渋谷。
「 それじゃあ。 私 半蔵門線なんで。」
「 うん。」
いいのか
このまま 彼女を 行かせて良いのか![]()
番号や 名前も 知らない。
また 会えるか どうかも 解らない。
「 それじゃあ。 楽しかったです。」
「 うん。」
「 また、何処かで見かけた時は、声を掛けても良いですか
」
「 勿論。」
これで終わりでいいのか
―彼女が改札を抜ける。
いいのかよ![]()
―彼女が 手を振っている。
…また 会えるのかよ![]()
いいのかよ ace ![]()
僕の中で 何かが 吹っ切れた。
閉まる改札を ギリギリで 通り抜け
既に 後ろを向いて
歩いている彼女に 声を 掛けた。
「 …あのさ
」
彼女は ビックリした 顔で 振り向いた。
どうしたの。 という顔だ。
沢山の下車した 人込みの中。
2人の 間だけ 時間は止まっていた。
沈黙のまま 何分経っただろう。
いや 。
ほんの 数秒だったの かもしれない。
「…あの…さ。」
僕は言った。
人生で初めて 自分の 素直な気持ちを。
「 …また。 …君に会いたい。」
彼女は 口を開かない。
「 …俺。 …オレ下の名前ヒデアキって言うんだ。
いきなりで 困るかもしれないけど もし良かったら…
電話番号とか… 聞いても良いかな。
…次は、…約束して 会いたいんだ…。」
彼女は 突然の僕の行動に
驚いていたが そんな 顔もまた 魅力的だった。
下車した人も 居なくなり、
一気に閑散としたような 改札口に また 沈黙が続いた。
そして 彼女が 口を開いた。
「 ごめんなさい。。 突然の事で驚いちゃって。。
頭が 真っ白になっちゃった。」
ショックは予想してたより 遥かに大きかった。
「 …そうだよね。ごめんね。いきなりで。 突然過ぎるよね。」
持っている気力を 振り絞って 少しだけ 笑ってみせた。
「 謝らないで下さい。ちょっと 混乱した だけですから。
…それに、 ヒデアキさんになら 番号位 教えられますし。」
その時の 胸の 高鳴りは 今でも 忘れられない。
そして 彼女は
続けた。
「 でも、 1つだけ 条件があります。聞いてくれますか
」
「俺に出来る事なら 何でもするよ
」
「 私の事…。 《君》じゃなくて《のぞみ》って 呼んで下さいね
」
のぞみは そう恥ずかしそうに 言いながら 携帯を 取り出した。。
「 それと もう1つ。」
「 …
」
「 《ヒデアキ》って名前、 私 知ってましたよ。」
彼女は 真っ赤な顔で そう 言った。
…。
これ以上の 妄想は 辞めときます。
(`∀´o。(笑)!!!
いいじゃねぇか妄想だって![]()
邦画 『天使の恋』の影響だよ![]()
中年だって 妄想くらい するんだよ![]()
ときめいたでしょ![]()
こんな 中年の 妄想話しに ときめいたでしょ
(笑)
それで いいじゃねぇか![]()
夢くらい 見たってさ
![]()
おしまい。