佐々木です。
最近小学生の国語の授業で作文の練習をしています。
最近は子供の国語力の低下、文章を読み解く力の低下などが言われていますね。
僕が作文を指導するときに考えていることなんですが、
段落ごとの構成を考えよう。
とか
正しい仮名遣いで書こう。
とか
読み直しをしよう。
とか
もちろんこれらもめちゃくちゃ大事です。間違いなく。
でも最近の小中学生にこれをこのまま指導しても、いきなり作文が上達するわけではないんですよね。
「そんなのわかっているけどできないよ!!!」
これの典型的な例かな?と思います。
僕が作文の苦手な子に最初にかける言葉は「国語の教科書に出てくるような文章を真似して書いてごらん」です。
段落の構成をしっかり考えてから書いてごらん。とは言いません。
それは書くのに慣れて来てからでいいです。
まずは「大人の書くような文章を意識してみる」
これで作文の基礎の基礎、言葉遣いや表現を少し意識してもらうことにつなげます。
「国語力を上げたいなら本を読め。」というのはずっと昔から言われていることですが、僕自身子供のころは「なんで本を読むと国語の力が付くって言えるんだよ。1冊読んでも何も変わらないよ」って思ってました。(生意気な子供ですよね)
その言葉の本質に気づいたのはやはり大人になってからです。
本を読む・・・・というか大人の書いた文章に普段から触れておくことで「いい文章表現の仕方がなんとなく頭に浮かぶ」「こういう言い回しが大人っぽくてかっこいい文章なんだな」「この日本語初めて聞いたけどこういう場面・状況で使う言葉なのか」といった感覚を養うことが出来ます。
別に立派な小説や新聞じゃなくてもいいんです。
最初はおもしろい漫画でも十分です。
なんなら一番いいのは学校で使っている国語の教科書です。
色々な文章や言葉の表現に触れたうえで、作文を書くときにそれらの真似をするところから始めていくのが一番いいと思います。
少しだけ自分の話をさせてもらうと、以前の仕事で他の会社の方と仕事関係でメールのやり取りをすることになったんですが、
当時そういった「仕事用の丁寧なメールの文章」ってどんな風に書くのか全く分からなかったんですよね。社会人としてのマナーについて本当に勉強不足でした。
そんな僕がどうやってやり取りしたのかというと、「先輩のメールの真似」でした。
メールの書き出しって〇〇〇様 ってつけないと失礼なんだ・・・
とか
「お手すきの際に」っていう表現にするのか・・・
とか(手が空いた時で構いませんという意味です)
何が言いたいかっていうと、結局自分の文章も最初は誰かの真似だったんです。
だから子供の作文だって最初はどこかの文章の真似でいい。
色々な文章に触れておくのはとてもいいことですよ。たとえそれが漫画に出てくるキャラクターのセリフだとしても。
っていう話です。
なので今小中学校で国語を勉強している皆さんは「国語の教科書」という最高の真似しやすいものがあるわけですから、是非少し意識を変えて文章を読んでみてください。
あ、ちなみに
このブログの文章だけは参考にしなくていいです。
話し言葉満載でとても作文の参考になるものじゃないですから!!!
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