先日,ニューヨークの不動産王の一人であるロス氏が,マイアミドルフィンズの球団株の95%を,日本円に換算して,約100億円の額で購入した.これを知って,正直,直感的に,随分安いなと思った.確かに,ここから,選手やコーチ,スタッフの給与,用具代などの支出が発生する.オーナーの持ち出し額は,更に増えることになる.今シーズンの成績は例外として,ここ暫く,低迷が続いてきたことはあるのだが,ドルフィンズと言えばNFLの名門中の名門,もう少々,高額でも良いかな・・と思ったのは私だけであろうか.ただ,考えてみれば,この間に,同じフロリダ州にある,フロリダ大ゲーターズは,過去3年間中2回,BCSチャンピョンシップを征している.この他にも,,同じ州に,NCAAの名門,マイアミ大ハリケーンズや,フロリダ州立大セミノールズなど,カレッジの人気チームが存在する.また,マイアミ半島の北端には,ジャクソンビル ジャグアーズもある訳だ.これでは,同州のフットボール人気が,それぞれに分散されてしまうのはしょうがない.加えて,NFLのレギュラー シーズンは16試合と少ない.物理的に,その半分の,公式戦8試合しか地元で見ることができない.
これまで,アメリカにおいてはNFL人気は絶対であると思われてきた.しかし,ドルフィンズのように,あまり長く低迷すると,プロだけではない,大学を含めたフットボールチームにファンを奪われてしまう.ファンを留める色々なマーケティング手法は有るだろう.しかし,まず一番大切なことは,勝つことである.勝ことによって,予期しなかったメディアに取り上げられたりもする.経営側が投資を回収を早期に図るためにはまず,早期に常勝チームを築くことである.やはりスポーツチームの価値の上昇を図るには,特効薬はないということである.