仮にステロイドをうっていたとして,その影響を差し引いたとしても,,過去10年間では間違いなく,バリー ボンズが最強のバッターだと思う.ふところ深くまでボールを呼び込み,決して前足方向に突っ込むことなく,左の軸足上で体を回転させて,コンパクトにバットを始動してから,大きく前にフォロースローを取ってスイングをする打撃フォームは,ある種,他の誰もが届いていない域にまで到達していたように思える.それでも,ピッツバーグの頃は,まだ,前足のつま先を上げて,体をターンを助けていたが,ジャイアンツに来て,全くステップせず,左右とも地面に着いた”ベタ足”で,体を回転させるフォームを完成させた.7年程前に,サンフランシスコの街中を歩いていると,「ピッツバーグ,サンフランシスコ,クーパースタウン」と言うコピーと伴に,ボンズのスイングしている姿がナイキの宣伝としてビルの壁に大きく絵描いていた事を思い出した.今は,その,クーパースタウンが怪しくなってしまって残念だ.そんなボンズに別の功積がある.ファッションである.今では全く普通となった,ロングパンツは,彼が流行らせたものだ.1980年代後半のピッツバーグ時代に,ボンズ,ボニ-ヤ,バンスライクの3Bと,エースのドレイべックが,奇妙なユニフォーム姿でプレーをし始めたたことに驚いたのを覚えている.そう,今のジーター(ヤンキース)のように,ハイカットのスパイクを履き,その上を覆うくらいの丈の長さを持ったパンツを履いていた.その後,ボンズはジャイアンツに移って,今度は,アメリカンロングパンツと言う,ベルボトムのように裾が広がったユニフォームを着用し始めた.今では,ラミレス(ドジャース)や,ハワード(フィリーズ)など,多くのプレーヤーが着用しているるスタイルだ.仮に,彼のホームラン記録が,消されるようなことが有っても,このファッションへの貢献は消されることがないはずだ.