さて、前回の続きです。
熱失神
皮膚の血管が広がり、血液の循環がうまくいかない。
脈が速く、顔面蒼白(顔がしろくて真っ青)血圧低下
一時的に意識がなくなることもあります。
熱疲労
脱水や塩分の不足により、脱力感、倦怠感、めまい
頭痛、吐き気などが見られる。
(応急処置)
涼しい場所にうつす、ベルト、靴などを脱ぎ寝かせる
水分・塩分補給を行う。
氷などで体を冷やす(大動脈のある頸部、脇の下、股関節付け根、膝裏など)
足を少し高くする
吐き気や嘔吐がある場合は、病院で診察をすぐにうける
熱痙攣
大量の汗をかき、水だけ補給して、血液の塩分濃度が
低下したときに、足、腕、腹部の筋肉に痛みが伴った
痙攣がおこる。
(応急処置)
生理食塩水(0.9%)やそれに準じた水分を補給する
(食塩を舐めたり、スポーツドリンクを薄めて飲むなど)
ケイレンしている部位をゆっくりストレッチをして伸ばす
熱射病
体温上昇のために中枢機能に異常がも意識障害が
おこる。(うわごとか、呼びかけても返事がない)
(応急処置)
まずは意識があるかどうか、反応があるかどうかの確認し
反応が鈍いようであればすぐに救急車の手配をしましょう。
また熱射病になると体温が異常に高くなります。
明らかに体温が高い場合も同様に対応します。
救急車を手配する
氷や濡れタオルを使う、扇風機やうちわなどで直接体に風を送り、
一刻も早く体温を下げる
(氷は大動脈のある頸部、脇の下、股関節付け根、膝裏など、熱疲労と同じ部位を中心に)
以上が4つの特徴と対応です。
では次は予防するにはどうしたらいいのか
次回に書きたいと思います。