【イラン】P5+1との交渉(2011.1.21~) | acdpn

【イラン】P5+1との交渉(2011.1.21~)

●P5+1とイランは、1月21日よりイスタンブールで、イランが濃縮した低濃縮ウラン(LEU)を国外に搬出し、その見返りにイランの研究炉(医療用アイソトープの生産を目的)で使用されるウランを受領するという構想について交渉を行う。
●イランは2010年5月にトルコおよびエジプトと、1.2トンのLEUの国外搬出に関する合意を結んだが、イランがLEUの生産を続け、3トン近くに増加していることもあり、P5+1は搬出量の増加を求めている。

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●イランは、安保理決議などの制裁を受け、エネルギー部門を中心に厳しい状況が続いているとされる。また、コンピュータ・ワーム「スタクスネット」により、イランの遠心分離機の20%が稼働できない状況になり、ウラン濃縮活動が阻害されている。米国やイスラエルは、これにより、イランの核兵器開発が2015年ごろに遅れるとの分析を行っているとされ、イランとの交渉に当たって西側諸国に時間的な余裕が生まれている。
●交渉で、イランがこれまでの態度を大きく軟化させ、国外搬出量の増加、疑惑をもたれる活動に関するさらなる説明などを行う可能性は高くはないと思われるが、制裁のダメージ、ウラン濃縮計画の停滞、さらには内政の不安定化の兆しに直面するイランが、どのような方針で交渉に臨むのか→イランの今後の核政策を示唆するものとなるのではないか