（ジェフHPより）
山口戦は、まるで長崎戦の裏返しのような試合でした。
一般的にサッカーの試合というものは、特に前半に調子のいいチームが点を取れないと、調子の悪いチームの方が勝利することが多いように思います（今シーズンのチャンピオンズリーグ決勝戦がその典型）。
他のスポーツと違い、サッカーは１点を争うスポーツなので番狂せが起きやすいスポーツと言われていますが、だからこそ、内容で負けているチームの方が勝利する場合がしばしばある。
そして、そんな調子の悪い試合で「タイトル取るチームは、しっかり勝利する」というのもサッカーの世界のセオリー。
今節の山口戦では、まさにジェフが調子の悪い試合で勝利を手にした試合。
つまり、ジェフはタイトルを取るには、いかに調子が悪い試合でも勝利をあげられるか、という条件を今節でクリアしたことになるのです。
調子の良い試合でしっかり勝利するのも大事ですが、調子の悪い試合で勝ち点を拾うのも大事。
ジェフの場合は、内容で勝っていた長崎戦で敗退したものの、内容で負けていた山口戦には勝利したわけで、今シーズン後半に向けては、これをきっかけに一気にトップを目指せる土台ができたということ。
結果にこだわって、１試合１試合、調子がよかろうが、悪かろうが、確実に勝利して、目標を達成してほしい。
＊追記
怪我の負傷が癒えて、久しぶりの先発だったキャプテン鈴木ですが、彼はスロースターターなのか、開幕時と同様、調子が絶不調のようでした。彼の復帰が山口戦の調子の悪さにつながってしまったように感じますが、開幕時のキャプテンはその後しっかり、試合を重ねるにつれて調子を取り戻してくれたので、次節以降はしっかりプレーできるのではないか、と期待しています。