最も健康に良いスポーツ「ピラティス」 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

5年前に早期退職以降、現役時代から続けていたピラティスを週4日ペースで通うことで健康維持しています。

 

私が確か12年前にピラティス始めた頃はスタジオム内では男性でやってるのは私含めて2人ぐらい。

 

ピラティス専用スタジオで、ほとんど他の男性に会うことはありませんでしたが、今はピラティス第三次ブームらしく、ピラティス専用スタジオに通っている私の周りには最低1人は男性もいるようになりました。

 

これまで半世紀以上生きてきて、あらゆるスポーツを試してみましたが、私の実感では最も健康に良いスポーツの一つがピラティスで、しかもすべてのスポーツの基本のエクササイズ「スポーツのスポーツ」といってもいいのではないかと思っています(詳細は以下書籍参照)。

 

 

ピラティスって一体どんなスポーツなんでしょう。私の通っているゼンプレイスによると

ピラティスとは、1883年にドイツで生まれたJoseph Hubertus Pilates(ジョセフ・ハベルタス・ピラティス)氏によって考案されたエクササイズです。


自身が様々な病気を持病としてもっており、その病弱な身体を克服するために様々なスポーツや治療法を研究し、それらの組み合わせたものがピラティスの原形だと言われています。そこから第一次世界大戦中にドイツ軍の従軍看護師となったピラティス氏が、戦争で傷を負った兵士のリハビリに使用し、そのエクササイズを発展させていきました。

ZEN PRACE HPより

 

 

ということで兵士のリハビリ用のメニューとして開発されたエクササイズですから元々は男性用のもの。

 

そのエクササイズの種類は、12年やっている私でも新しく出会うメニューもあったりして無限にあるような感じです。

 

ちなみにわたしが始めたきかっけは、自転車で膝を悪くして、なかなか膝痛が治らないので、自転車乗りはあきらめ、別のスポーツを探したところピラティスなら膝に負担がかからないということで、妻に勧められたから(今は膝も治って自転車乗りも復活)。

 

それ以来、会社帰りにピラティスをすると、心と身体がリセットして気持ちよく帰宅できるように。さらに肩凝りなども解消したため、やめられなくなってしまったというのが実情。

 

それでは、なんでピラティスは健康にいいのでしょう。そしてなぜ「スポーツのスポーツ」なのでしょう。以下私なりに整理してみました。

⒈呼吸を意識できる

おおよそエクササイズのタームは1時間ですが、この間すべてのエクササイズメニューは肋骨の動きを意識した胸式呼吸とともに行います。呼吸の「吸う」「吐く」のタイミングに合わせてメニューをこなしていくことで、終わった後の精神状態がまるで、坐禅をした後のような、落ち着き感を得られます。

 

(ピラティスは胸式呼吸の図『最新ピラーティスアナトミー』9頁)

⒉すべてのスポーツや姿勢の基本となる「体幹」を鍛える

体幹、つまりコアの筋肉は身体内部に隠れているので見た目の筋肉質な身体を構成する表面の筋肉(大胸筋や腹直筋など)を主に鍛えるトレーニングではありません。

 

腸腰筋、脊柱起立筋、骨盤底筋、腹横筋、内転筋など、表に出ない隠れた筋肉が体幹の筋肉ですが、体の軸となる筋肉を鍛えることで体の中心軸が意識できて、なおかつ強くなるので日頃の歩行から走りから、そして各種スポーツのベースとなる身体が身につきます。

 

さらに立ち姿勢も座位も背骨と骨盤の正しい位置を意識できるので、腰痛などの防止にもなるのです。

 

(背筋の筋肉=脊柱起立筋を鍛える。同上86頁)

 

加えて、背骨を軸にした胸椎の回転運動をエクササイズによって行うので、無意識に手だけの回転から背骨を軸にした体の回転が身につき、ゴルフ・テニス・バッティング・水泳など、スポーツにおける身体の捻転が正確に強くできるようになる。

 

(この状態で腰を起点に胸椎を回転させる。同上202頁)

⒊「肩甲骨」「背骨」の可動域を大きく柔らかく強くする

デスクワークやスマホ使用によって前屈みになってしまった私たちの猫背姿勢は、現代人特有の姿勢だと思います。

 

ピラティスは、肩甲骨と背骨のエクササイズによって猫背を矯正できるので肩凝りもすっかり解消してしまいました。

 

(猫背解消・肩こり解消に効くエクササイズ。同上176頁)

⒋「股関節」の可動域を大きくして柔らかく強くする

「股関節」から体を動かす癖をつけると、ウォーキングはもちろん、ランニング、自転車、スキー、スノボー、野球、ゴルフ、サッカーなど、あらゆるスポーツは股関節を起点に体を動かすことに気づきます。股関節を上手に動かすことができれば、あらゆるスポーツの動きがスムーズになります。

 

つまり「足だけ動かす」のではなく、背骨を軸にして股関節から動かすことによって動作がより正確に安定的にできるようになるのです。

 

(股関節を柔らかく、強くするため、股関節から脚全体を回転させる。同上93頁)

 

などなど、私たちの生活に必要な体の動きをトレーニングできるだけでなく、あらゆるスポーツのベースとなる体の基本的動作を正確にできるようなトレーニングが満載なのです。

 

さらにこのようなトレーニングは結果としてメンタルにも作用するらしく、1時間が終わると頭の中もスッキリして、尚且つ免疫力も強くなるみたいなのです。

 

以上、一番健康に良いスポーツだというのが理解いただけたのではないかと思います。