西アフリカのコートジボワールは、治安も素晴らしく良く（といっても注意は必要）、日本とは全く異なる別世界なので「非日常を味わう」という意味では、最高の海外旅行体験ができること間違いなしです。
今回は以下「観光地」のうち「①アビジャン」を紹介します。
①アビジャン（コートジボワール第一の都市）
②郊外アッシニ（ビーチリゾート）
グラン・バッサム（世界遺産のフランス植民地時代の旧市街）
③ヤムスクロ（登記上の首都）
アビジャンの幹線道路では、しばしば渋滞することもあってか、渋滞しそうなポイントでバナナから、サッカーユニフォームから棚まで、様々な物売りが徘徊しています。
一番渋滞しそうな交差点には、日本の支援により、立体交差点の工事中ですが、なかなか完成しなく
て、大変だそうです。
こちらはプラトー地区のスーパー。プラトー地区は日本の霞ヶ関みたいな場所で、官公庁や銀行などが集中するエリア。
基本ワインなどの輸入ものは、元々の値段が高いので、当然ながら安くない。
＊4,750CFA→1,200円（１CFA＝0.25円換算。以下同様）
なので、多分コートジボワールの中でも一番値段が高いスーパーかもしれません。
ただし、バケットだけは相当に安い。200CFA→50円
こちらは郵便局で、コートジボワールいち、モダンな建築？
発展途上国らしい雑踏ですが。さすがの官庁街だけあって、これでも落ち着いている。
プラトーは突き出た半島みたいになっているので、このように入江沿いに道路が整備されている。
ちゃんとスーツなんかも売っていて、一年中、蒸し蒸しして熱い熱帯雨林気候でも、この地区だけは、ちょっとだけスーツ姿の男性を見かけます。
南部には少数派だというイスラームですが、大きなモスク（礼拝所）もちゃんとありました。
中をちょっと覗いてみましたが、簡素な装飾のモスク。
このように女性の方が皆んな、おしゃれなんですね。
アフリカらしいファブリックを使って仕立てた服がとてもセンスいいのです。
アフリカ・ネーションズ・カップの装飾がこんなレストランでも。
そしてセント・ポール・カテドラルと建築中のモダンな高層ビル。
この教会は、有料（1,000CFA＝250円）で入場。
日本やヨーロッパと違って有料なのです。
教会から、アビジャン自慢の斜張橋を望む。
中はステンドガラスでキリスト教の教えを表現。この辺りはカトリックならでは、です。
中は横に広く、縦に狭い印象
ステンドグラスのデザインは、コートジボワールに宣教師がやってきて、神の教えを知る、みたいな図柄。
何か、文明人が野蛮人に上から目線で「教えてやっている」みたいな印象で、第三者としての日本人から見ると、ネガティブな印象。
それでもキリスト教が普及すれば、コートジボワール人同士での布教が広がる、という図柄。
これは、アフリカ開発銀行の本部ビル。
アフリカ大陸を対象に融資を行う銀行の本部が、アビジャンにあるのですね。
こちらは「文明博物館」
博物館としては、欧米や日本などの先進国とは比べるべくもありませんが、展示物に関しては一級品です。
ゾウの頭蓋骨がお出迎えするこの博物館。
アフリカの古くからの楽器屋や踊りに使うマスクなど、コートジボワールを中心とする西アフリカ地域の興味深い民芸品などが、勢揃い。
博物館の敷地内には、お土産屋もあります。
こちらは焼きたてパン屋。
旧フランス領ならではで、パン屋が市内に数多く出店しています。
価格は日本円にして、菓子パン250円（500CFA）ぐらいで、そんなに安くない。
保険会社の店内のサッカー、アフリカ・ネーションズ・カップの装飾
夕方になるとコウモリの大群が空を飛んでもsのすごい迫力！
居候先の知人（日本人）に連れて行ってもらった、マルティル通りのベトナム料理屋「Super Maquis Vietnamien」。
別の方の話によると、フランス領だったベトナム独立戦争時に、旧フランス領だったコートジボワールの人もが兵士として駆り出されたと言います。
その影響で、ベトナム料理店が多いとか。
料理的には、羊肉の串焼きや生春巻きロールなど、非常に美味しい。
2名でおおよそ12,000CFA（3,000円）と、とてもリーズナブル。
こちらは、ジスカール・デスタン通りの大型ショッピングモール「Cap Sud」内の「Pasta E Pizza」。
アフリカとは思えない、焼きたての本格ピッツアが食べられますが、値段はしっかり高いです。
こちらのピッツアでおおよそ、18,000CFA（4,500円）。
エリアとか、誰が主に利用する店か、によって値段が全然違うのです。それだけ貧富の格差が大きいということなんでしょうね。
このCapSudというショッピングセンターは、ほぼ日本の都心の商業施設と変わらないぐらい清潔で、高級感がある施設でした。
それだけに「すべてが高い」という印象。
夜に伺った現地人中心の屋台。ローラン・クルゼ通り「Maquis nostalge arras2 」という看板のあった店ですが、路上に数店舗屋台があって、それぞれから「鳥のロースト」「魚のロースト」などを個別に買っていただく、というスタイル。
こちらは鶏肉。
ヤムイモのフライでなかなかの味です。
こちらが現地の白身魚のロースト。付け合わせの香味野菜との相性がよく、とても美味しくいただきました。
コートジボワール版「ホルモン焼き」。
基本的にコートジボワールではナイフ・フォークや箸は使用せず、主に右手を使って食べます。
アルコール込みで確か1名あたり2000円ー3000円だったか。
こんな感じで、一見治安が悪そうに見えるのですが、まったく危険な感じはしません。
地元在中の日本人の方によると、もちろん気をつけなければいけませんが、こうやって外国人が屋台で食事しても安心して食べられるなど、治安的にはほぼ問題ないとのことです。
アビジャン郊外には、熱帯雨林をそのまま残してあるバンコ国立公園があります。
エアコンなしのタクシー利用で1,000CFA（250円）。
タクシーは、ほぼエアコンついてないと思ったほうがいいです。
入り口で、入園料5,000CFA（1,250円）。自転車レンタル2,000CFA（500円）。
自転車（マウンテンバイク）で３０分程度走りましたが、ひたすら熱帯雨林が続くだけで、景色全く変
わらないので、途中で引き返しました。
それでも可愛らしいお花があったり、
みたことない蝶々がいたり、
写真撮影できませんでしたが、野生の猿を見たりして、結構楽しめました。
日本レベルでは、要修理のオンボロマウンテンバイクでした。
サドルが固定されていなくて、ちょっと危険ではありましたが、スピード出すわけではないので、問題はなし。
ちなみに、エントランスの建物は日本の支援によるものだそう。
一方で中国はEVバスを支援。
国立公園から帰還すべく、道路を渡って、反対側車線に移動
昼はプラトー地区のブラッセリー（カジュアルなフランス料理）「Brasserie L'Endroit」。
店内は相当におしゃれな雰囲気で、英語のできるマダムが接客。
おすすめだという鴨コンフィを注文。
ほろほろしたコンフィならではのお肉の加減が素晴らしく、赤い果実とローズマリーで作ったハイビスカスソースがよく合います。
コートジボワールでは、晴れでもない、曇りでもない、モヤっとした天気がずっと続いて、いかにも熱帯雨林気候です。
モヤっとしているのは、サハラ砂漠からの細かい粒子で飛んできていることもあるよう。日本でいう「黄砂」みたいなものか。