⒈自分の家計簿をつける
私の場合、現役時代から毎日自分の家計簿をつけていたので、おおよそ年間どれぐらいの支出をするか、ずっと数字で把握していました。
家計簿をつけるからと言っても、その目的は自分がどのぐらい使っているか、その目安を知るためなので、会社の経理のように1円1円、帳簿と実際のお金の差額をチェックするなどは、行なっていませんし、おおよそが間違っていなければいいやという感じ。
あまりに真面目にやりすぎると、それだけに時間を費やしてしまって嫌になってしまい、そのうち、やめてしまうのがオチです。
大切なのは、大雑把でもいいので「継続する」ということです。少なくとも1年間継続しなければ、年間支出の目安もわかりませんから。
家計簿帳に関しては、(私はマネーフォワードの回し者ではありませんが)年間5,300円払って「マネーフォワードME」のアプリを使っています(無料版もありますが連携できる金融機関が限定されてしまうので実質使えない)。
有料コースだと、ほぼすべてのカード会社・銀行・証券・ポイントサービスなどと連携できるので、自分が家計簿に入力する手間は、最初の登録と日々の現金支払い(レシート撮影で一部代替可能)だけになるのでとっても便利だから。
しかも日次で自分の総資産額を把握できます。
⒉家族が使っているお金を把握する
私の場合は、妻に一定額のお金を渡して、それで家計の管理をしてもらっていたので、妻が何にどれぐらい使っているかは知りません。家計簿と小遣いの範囲は、それぞれの家族によってバラバラだと思いますが、私たちの場合は、以下のとおり。
現時点、家計費はすべて私の資産(現役時は私の給与、共働きの時は妻と按分)で全負担しているので、私から家計費を眺めると、家計費一本での総額扱いでの家計簿管理となっています。
⒊突発的にかかる費用を把握する
一番見えないのは、突発的にかかる費用です。これは過去の実績など含めて将来どのくらいかかるのか、の計算が必要です。
主なものとしては持ち家であれば、リノベーション費用・設備更新費、車保持者であれば、車購入費などがこれに当たるでしょうか?
私たちは、分譲マンションなので、専有部分のリノベーション費用を今後かかる費用としてプールしています。なお車は持っていません。
以上、次回は資産の把握です。
どうしても私たちは、フロー(収入と支出)の方にばかり目がいってしまってストック(資産と負債)の方は見落としがちです。
会計の世界では、フローのP/L(損益計算書)とストックのB/S(貸借対照表)が二つが揃ってはじめて、おおよその会社の成績がわかるようになっていますが、これは私たち個人も同じです。