最後に高橋のシュートが決まった瞬間、思わず涙が出てしまいました。
今日はこのまま引き分けでも納得できる、選手たちの気持ちの入った試合でした。
試合後のインタビューで高橋が、オシムさんのことを全く忘れたみたいに、コメントしているのが象徴的でした。
今の選手にとっては、GW連戦最後のホームの試合で、この燻った状態のチーム状況を打破するために「とにかく勝つんだ」という気持ちが本当にスタンドから見ていても感じられる感動的な試合。
それでも
「今日はよくやってくれた。最後にご褒美あげよう。今回だけだよ」
とオシムさんが未来のジェフを背負う選手たちに最後のプレゼントをしてくれたんじゃないかと、思ってしまうぐらい。
何度も相手からボールを取り返して、チャレンジして、ボール散らしてフェイントかけてスペース作って、高橋がスルー通してと高木が折り返し、と全員が力を尽くして決めたゴールで、今シーズンの中でも、WIN BY ALLを体現したようなスーペルゴラッソ。
全体的には、特に出色だったのは米倉と高木で、この二人の「選手のボールを取り返す」「ヘディングで競り負けない」という鬼気迫る迫力が我々にも伝わってくる。本気出せばできるじゃないか。今後もこんなプレーを継続してほしい。プロなんだから。
そしてレフティーのセンターバック佐々木は、やはり控えにしておくにはもったいない、視野の広いパスとソツのないディフェンス。
デ・レオンソもやはり彼の場合はコンビネーションで生きる選手のようで、出場機会が増えれば、チャンスをどんどん作ってくれそうな予感がします。
そして次節以降も、選手全員この気持ちで戦ってほしい。そうすればなんとか上位に食い込めると思います。