なんとか(コロナ)ショックとはこんな心理状況 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

「なんとかショック」はいつかはやってくるだろう。そしてそろそろくるのではないかと言われていましたが、「今」がその時なのかもしれません。

歴史上何度も世界を混乱に巻き込んだのは、ジャレド・ダイアモンドのベストセラー「銃・病原菌・鉄」のタイトルにもなった、戦争(鉄製の武器と銃)と病原菌。

つまり病原菌は戦争並みの災厄を世界にもたらすのです。

これだけ科学が進んだ現代社会においても未知の病原菌に対してはその実態が分かるまでは、対策のしようもない。

今回の未知の病原菌は、まさにタレブのいう「ブラックスワン」が飛来してしまったのかもしれません。

そしてカーネマン曰く「システム1(反射的思考)は、損失回避性のバイアスが強くかかり、損失は利益の2倍の心理的影響がある」わけだから、この暴落局面のおける恐怖感は、リスク資産を持っている人なら、リーマンショック級か、それ以上ののバリバリの恐怖感。なんと言っても未知の病原菌だからどこまで世界に拡大し、悪化するのか、全く見通せない。

しかしこんな時こそ「リスク資産バーゲンセール」の到来なんです。これまで貯め込んだキャッシュや国内債券を注ぎ込むタイミングの到来です。

システム2(意識的思考)をフル活用して、システム1の恐怖感を抑え、積立方式で徐々に買い増していって、平均的にリスク資産を掬い取っていくのがベターかなと思います。

*将来は誰にもわからないので。