キケ・セティエン監督就任で、本来のバルセロナが戻ってきました。
まるでグアルディオラ時代のバルセロナを見ているよう。
ポゼッションも85%以上に回帰し、ダイレクトパスは増えるは、前線からのゲーゲンプレッシングは復活するは、そしてメッシはファルソ・ヌエヴェ的ポジショニングで動き回るはで、選手同士のコンビネーションが実に美しい。
ハイラインで、トップラインとボトムラインの幅がコンパクトになっているので、ボールを失っても、すぐに取り返せるポジショニングになっている。
ここで外されると、センターバックのスピードに頼るしかないので危険な状態になるものの、それを上回る中盤とトップラインのディフェンスでのボール奪取が怒涛のような攻撃を可能にする。
まさにペップ・バルサの復活。
唯一違うのは、攻撃時のスリーバック。
ペップの場合は、アンカーがセンターに入りますが、セティエンの場合はそのまま、ピケがセンターにずれて、ジョルディ・アルバが左ウイングバックに上がり、意外にもセルジ・ロベルトが右センターバックに。
攻防分離型でバルデルデの固い戦術から、クライフが根付かせた「美しく勝つトータルフットボールへの回帰は、バルセロナの新しい時代を予感。
このまま、順調に勝利を重ねて欲しい。