アウェイでの甲府戦。
江尻監督のチーム作りが軌道に乗ってきた。
コンパクトな陣形の3421システムが浸透し、かつ選手の頑張りによるサボらない姿勢によってスペースを埋める作業や相手フリー選手を作らないためのポジション修正の精度が上がり、相手の決定力不足にも助けられながらも何とか終了間際の1失点で抑えられた。
そしてGKの佐藤優也は開幕当初の不安定な守備が、なぜかここ数試合で劇的に改善され、ミスが減ってスーパーセーブを連発していることも大きい。
得点力のある前節の大宮や琉球、金沢との大戦でも琉球戦等の相手に1失点以内に抑えるなど、ちゃんと結果に表れている。
そしてディフェンスが整備されたこのタイミングで、エース船山選手の復帰。
エスナイデル時代からのポゼッションは平均52%と優位を維持していると言っても、後ろ向きのパスによる守りのポゼッションが多い印象なんですが、今回は船山選手が率先して前向きな縦へのドリブルやパス、また左サイドにおける為田選手を活用したワンツーによる裏への突破など、攻撃の起点となるアクションが軌道に乗ってきたな、という印象です。
昨日の船山選手や福岡戦での茶島選手のフリーキックも含めて全得点の50%を占めるセットプレーでの得点に加え、これからは流れでの得点率のアップが課題なので、このようなアクションがでてきたのは朗報です。
来節以降、更に期待が持てる状況になってきたのは嬉しい限りです。