なぜ格差が広がると感じるのか? | 52歳で実践アーリーリタイア

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52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

ファクトフルネスによると



5歳までに死亡する子供の数をもって、その国の先進性と認識すると、既に世界のほとんどの国で5歳以上の生存率が90%以上となっており、いわゆる先進国と発展途上国の格差は消滅しつつある。人口大国のインドや中国が中進国以上の発展度合になっていることからも納得できる結果だ。

つまり世界的には格差はどんどん縮小し、実質的には無くなりつつあるのが現代社会の正しい認識。

なのに、我々の感覚では金持ちとその他の人との格差が広がり、中間層が没落しているという認識がある。日本においても賃金はこの10年間上がらず、一方で富裕層の数が増えているということだから、その通りなのでしょう。

結局のところ、これはグローバル化によって世界的な同一労働同一賃金の流れが加速し、いわゆる先進国の中間層は、グローバル的には賃金もらい過ぎだったということと、発展途上国の人々の労働力が向上してきたのとの双方の変化も結果ということでしょう

その恩恵として物価が過去に比べてなかなか上がっていかない、つまりいい意味でのデフレの要因の一つになっているのではと思います。

私の実感でもテレビなどの家電製品やファストファッションやユニクロ&GUファッション等、昔の感覚でいうと本当にこんなに安くていいの?という印象なので、生活実感レベルでもそう思います。

整理すると、
グローバル化→工場立地適正化→先進国労働者の賃金低下または失業→発展途上国労働者の賃金上昇と中進国化→世界的デフレ
という感じでしょうか。