ファイアムーブメントをこれから実践 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

ファイア(FIRE)ムーブメントというのがアメリカで話題になっているらしい。

しっかり資産形成して、自分の寿命が尽きるまでの資産(=Finanncial Independence)を早期に形成し、仕事を早期に卒業(=Retire Early)して残りの人生を自分のやりたいことに特化するライフスタイルのことだ。

日経ビジネスの今週号(1979号)で特集されていて、まさにこれから自分がやろうとしていることと同じなのでビックリした。

ただし、記事のように超高収入な職業でなくても、大企業に勤め、それなりに出世して節約し、ダブルインカムノーキッズで、きちっと資産運用し、早期退職制度による退職加算金も視野に入れれば、無理なことはない(このような視点が記事にないのもちょっとおかしいと思うが)。しかも記事の事例のように30代〜40代での超早期リタイアでなく50代での実現。

私の場合、私と妻(子供はいない)が90代まで生きたとしたら、どれだけ費用がかかるか?そのためにはどれぐらいの資産が必要か?試算し、退職金や年金と合わせてその目標は50歳になって達成できた。

仕事仲間に迷惑をかけない、自分が早期退職しやすいタイミングを55歳までに探り、ちょうど今がそのタイミングだと判断し、5月末に早期退職制度を活用して、アーリーリタイア予定。

つまり「自分の時間の自己決定権」をお金(=定年までにもらえる給料)で買ったわけだ。

仕事をしていると自己決定権に大きな制約がある。記事によると「人間の主観的な幸福度を最も左右するのは自己決定権」だそうだ。

ワールドカップは、自分の仕事の繁忙期にあたり、今の仕事を続けていては絶対行けない。

観たいサッカー・ボクシング・自転車競技の試合やピアノコンサートがあっても、運よく仕事の都合がつけばいけるが、そんな運の良いことはなかなかないし、無理に作っても会社の同僚に迷惑をかけるという、心理的負担がのしかかる(実際にそれを覚悟で無理に休んだ事もあるが、精神的トラウマは残った)。

長期間の旅行も仕事が閑散な時期に限られて、最も安く季節の良い時期に行く事も出来ない。

それもこれも、自分の時間を自分が自由に使えない=自己決定権がないからだ。

何よりも自分の興味あることは「価値観の形成に法則はあるのか?」「そもそも我々ホモ・サピエンスは、どのような経緯を経て今に至っているのか?」を知ることで、この解明には莫大な時間がかかり、フルタイムの仕事をやっていては、到底その目的を達することはできない。

このような勉強も早期に仕事を辞めて、頭の元気なうちに始めないといけない。

ただし、一つ問題があって、仕事の良さとして、給料以外に「承認欲求が獲得できる」という重要な要素がある。

これはボランティアなどの社会貢献や新しい活動分野で得ていくしかない。。。。

とはいえ、こうやって考えるとアーリーリタイアするという決断は、自分にとってはよかったことだと思う。

そして同じことを考えている人もいるんだなとちょっと安心している。