開幕試合のベティス戦を観る限り、ネイマールとスアレスの飛車角を欠いたバルセロナだが、その代わりに入った、デウロフェウとアルカセル、更には中盤に戻ったセルジ・ロベルト、加えて従来のレギュラー陣のラキティッチとブスケッツが、さらには両サイドのジョルディ・アルバと新加入のセメードがオール中盤的な動きをするので、ネガティブトランジション時のボール奪取が、ペップ時代のようによく嵌るようになり、観戦していて実に楽しい。
その分、アタッキング時の個人の高い打開力と決定力はメッシのみになった結果、大幅に落ちてしまったが、むしろ、この方がバルサらしくて、嬉しい。
すでにレアル・マドリーとの実力差は大きく開き、優勝を望むのは厳しい今シーズンだが、単純に観戦ということであれば、今シーズンのバルサは、前シーズンよりも魅力的だ。