今、安倍首相が真珠湾で、和解の象徴として、演説している。
和解の力と称して、戦後75年間の日米の歩みを語っている。そのこと自体は素晴らしいこと。
でも、今の安倍首相が和解と称する現状は、米国の敵国に対する同化戦略の一環であって、日本が二度と戦争できないよう、戦力を無力化して、日米安保条約によって、日本の領土を基地化しているというのが事実だ。
つまり現状の日米関係は、同盟や和解ではなく、米国による隷属の結果としての平和共存だ。和解の力とは隷属の力ということだ。
日本にとって不都合な事実は、目をつぶりたくなるが、残念ながらこれが事実というのは、悲しい現実だ。
しかし、悲しい現実ではあるものの、この75年間日本は平和だった。平和が何より。隷属か平和か?二者選択としたら、私は平和を選ぶ。