「服従」 ミシェルウエルベック著 読了 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

服従/ミシェル ウエルベック

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話題の書ということで、外国文学を久しぶりに読了。

宗教とは服従、服従とは幸福。

超越的な存在である神の前では知性や理性は脆くも崩れ落ちる。

理屈で人生の苦悩を解決するには、やはり神の力を使うしかないのか?

というよりも使うことによって、簡単に解決することができる、ということだろう。

科学の世界で、いくら世の中の理屈を解明しても、やはり超越的な力による解決力には及ばない。

それを神への服従と呼ぶなら呼んでみよう。

そしてそれを素直に受け入れよう。

受け入れた者のみが幸福を手に入れることができる。

という小説です。