スーパーホテルの仕組みの経営 山本梁介・金井壽弘著 読了 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

5つ星のおもてなしを1泊5120円で実現するスーパーホテルの「仕組み経営」/山本 梁介

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親から教わったという、生き金と死に金の徹底によって、「ぐっすり眠る」というコンセプトのもと、防音等、お金をかけるできところにはしっかり投資し、ノーキーノーチェックアウトシステムなどによるコスト削減を徹底し、お客様の費用対効果を徹底的に追及したのがスーパーホテル。

家族や友人などの強い絆で結ばれているネットワークよりも、たまに会う程度の知り合いのような弱いつながりからの方が有用な情報が得られるというのは確かにそうだ。

面白いのはベンチャー支配人制度でホテル業界未経験の人材を中途採用して業務委託契約し、4年限定で働いてもらう等の制度の導入などで、オーナーシップ、つまり山本社長いうところの「自立型感動人間」の精神でホテルのマネジメントしてもらうことで、顧客満足を高めているというのも独創的。

つまり仕事による喜びやお客様からの感謝をモチベーションに置換する教育により、仕事自身の従業員満足度を上げているということだろう。