現象学の私的解釈 | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

人間は自分の認識の範囲でしか知覚できない中、他者との共通理解の方法は、科学的手法によって誰も賛同せざるを得ない方法が、現時点では一番ベストではないだろうか。

今後、人間の喜怒哀楽の現状も科学的手法によって、どんどん解明されていくでしょう。

一方で、文化的要素・宗教的要素については、科学的手法での解明というか共通理解は難しく、別の手法を見出すしかない。

しかし人間は文化的価値観や宗教的価値観に基づいて、個々人の価値観が形成されていることが多く、その価値観の相違に対する解決の手法というのは、「正しい」「間違っている」の切り口でお互いの立ち位置を受け入れないのではなく、お互いの相違を相違と認めて「違いを受け入れる」という「正誤の価値観=科学的手法」とは違った手法で解決するしかない。

そして、その手法を編み出していく基盤となるのが現象学の基本的概念ではないだろうか。