奥湯河原の緑が美しい小さな高級旅館「結唯」(1泊) | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

湯河原駅からだと、バスで30分ぐらい。奥湯河原温泉の結唯に行ってきました。客室の窓が大きく、まるで部屋からの風景を、そのまま絵画のように切り取ったかのような、とても素晴らしい客室でした。



○料理・味
夕食は、1階のカウンター、またはテーブルを自由に選択できるパターン。先着順なので、例えばカウンター等のベストポジションを得たければ、最初の時間にしてもらってかつ、早めにレストランに行くと良いと思います。



遅い時間にして、遅く行ってしまうと、一番悪い席になってしまうので要注意。それでもカウンターでなく、テーブル席を選択したい人には、気にする必要はありません。みんなカウンター沿いを選択するので。。。



さて、料理の方は、一般に温泉旅館は、ボリューム満点で「最後のご飯ものはお腹いっぱいで食べられません」という状況になりがちですが、ここはそんなことはなく、量は適量で、気持ち良く最後まで美味しく食べられることができます。大食いの人にとっては、最後のご飯お代わり可能なので、ご飯で調節することができます。

全般的に味は薄味で、優しい味わい。豪華な食材を使って豪勢に味わってもらうというよりも、季節季節の旬の食材(銀杏、カマス、松茸、蕎麦など)、や伊豆ならではの食材(キンメ、山葵等)を上手に使って、丁寧に調理するというイメージ。

料理の順番
先付け→お椀→お作り→温物→口直し→焼八寸(メイン)→炊合せ→酢の物→止肴→食事→お菓子

特に美味しかったのは、お椀。
キンキを酒蒸しにして、豆腐の上に乗せ、蕎麦の実で香りを出した一品。



お作りは、紅葉鯛という、秋ならではの鯛だそうです。



これを天ヶ瀬の生山葵で味わう。この生山葵がさすが伊豆という感じで、普通の生山葵よりも粘りのある非常に密度の高い山葵。中居さんに聞いてみると、普通の山葵よりも時間をかけて育成されたものらしく、全く違う食感。




朝食は、やはり干物が本当に美味い。幾つかの選択肢(キンメ、アジ、カマス)のうちキンメを選びましたが、干物はやはり鮮度が重要だというのがよくわかります。

旨味が凝縮されたお魚は身はもちろん皮の部分も残さず、美味しく食べられます。





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○サービス
基本、同じ接客係の方が担当。お迎えやお見送り、食事中での手際よい対応等、付かず離れずな感じがこじんまりした宿らしさにふさわしい接客でした。

○雰囲気
斜度のそこそこある斜度に立っているため、隣接する川の流れの流れの勢いも強く、護岸用の滝にもなっているので、宿全体に川の流れる音がBGMになって、とても気落ちよい。

テレビをつけずに、川の音をバックに読書したり、温泉に浸かるのは最高の贅沢。

客室は、大きな窓いっぱいに広がる美しい緑の森を感じながら、ゆったりとした雰囲気を味わうことができます。

奥湯河原 結唯旅館 / 湯河原駅

夜総合点★★★★ 4.0