NHKの土曜ドラマ「ボーダーライン」。
これもNHKに受信料払っている甲斐のあるドラマでした。
すべて実際にあった事故をイメージして作られた事故現場、キャストが使用している消防の制服もすべてホンモノだそうです。実にリアルな雰囲気を醸し出しているのも、そんな制作者の努力の賜物でしょう。
主役の小池徹平の表情が回を重ねるごとに変わっていくのは、彼の演技力も含め実に印象的でした。
このドラマのタイトル「ボーダーライン」は、生と死のボーダーラインのこと。
しかし、最後の署長の言葉「河端(小池徹平)もボーダーラインを超えたね」というのが素晴らしい。
「彼は救う側になったってことだよ」
つまりこのドラマの本当のテーマもこの「ボーダーライン」のタイトルに隠されていたということです。
なかなか粋なオチですね。素晴らしい脚本です。
本当にレベル高いし、リアルだし、心に響くし、自分に重ね合わせて考えてしまう。素晴らしいドラマでした。