バイエルン戦では、負けた以上にバルサスタイルの崩壊に悲しい思いをした人が多いのではないかと思う。
確かにバイエルンの強さは認めるほか無いが、バイエルンが良かったというよりも、むしろバルセロナが最強時代のサッカーができなくなってきたという印象だ。
メッシがコンディション不良なのは、しょうがないとしても、ネガティブトランジションにおけるプレスが崩壊し、勝負のパスが圧倒的に少ないバルサであれば、もう最強のバルサとは言えない。コンディションの問題であることを願う。
翌日のドルトムントは、サッカースタイルこそ違え、守備の面においてはハイプレスを貫徹しており、ボールを捕られても安心してみていられたが、バルサの方はボールを捕られるといつものスピーディーなプレスはなく(ペドロだけはOK)、危うい場面を何度もつくられていた。これなら4点取られるのもしょうがないし、もっと取られていてもしょうがなかった。
それにしても、マドリーの大敗といい、スペインの時代からドイツの時代へと時代は変わってきたのかもしれない。ブラジルワールドカップでは、ドイツが優勝筆頭候補になってくるかもしれない。