ウエッジ10月号から
トヨタからサプライヤーに対しては毎年「合理化要求」と呼ばれるコスト削減要求がある。複数の情報源からすると例年の削減幅は1%程度。トヨタとの取引が大半を占めるメーカーに勤務するB氏によると「今年は円高の影響で要求がかなり厳しい・・・」
⇒トヨタの場合、「これだけ大量に買うから安くしろ、条件をよくしたからそのバーターとして取引条件をよくしろ」ではなく、「自分たちで合理化して毎年原価を下げるのが取引先の仕事だ」。それが当然とのことだろう。
⇒我々小売業も、商品納入先に対して「毎年原価低減努力するのは当然でその分は我々にも毎年1%ずつ改善しろ(=原価を下げろ)」なんて言ったら、公正取引上問題が出そうなのだが、製造業の世界では、公正取引上問題にならないのだろうか?