モウリーニョとヨハン・クライフとレアルマドリー | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

モウリーニョの流儀を読んで、

実は彼は4-3-3で、プレッシングとポゼッションが

かつての彼の理想だったんだなと思った。

インテルで彼はこれでは、インテルのメンバーでは困難。

なおかつ、相手の短所を徹底的に研究して

試合に臨むプロヴィンチア達を相手にしなくてはいけない

セリエAの世界では、これまた困難。

ということで、

4-3-1-2の中央を厚くしたフォーメーション、モウリーニョ

流に言えば、4-4-2のロンボ、つまり、中盤がダイヤモンド型

フォーメーションということだろう。

タイトルこそ、最高の目的である彼にとって、サッカーの哲学は、

二の次。これもまた、サッカーの一つの方向性。


一方で、岡田vsクライフ会談でのクライフの哲学もこれまた然り。

最高の目的は、プレイヤー、観客等サッカーに関わる全ての人を

幸せにできること。

もっと上を彼は目指しているんですね。

だから、勝つことは大切だが、美しく勝てなければいけない。

でもそれはクライフだから言えること。

叩き上げのモウリーニョとはそもそもの立ち位置が違うよね。


もちろん僕は、クライフの考え方の方が好きだが、モウリーニョ

哲学も当然あってしかるべき。

ただし、勝てるのであれば、かれも美しいサッカーを目指している。

5-0で勝つのが理想。

でも、5-0で勝てないのであれば、1-0で勝つことを考えるのが

モウリーニョ。

美しく勝てなければ勝つことが優先されるのであって、負けても


美しければそれで良くないのがモウリーニョ。


ではレアルマドリーはどうか。

レアルマドリーは勝つのが当たり前。負けるというとはマドリー

の辞書にはない。

勝つのは当たり前で、どうやって勝つのかがマドリーの哲学。

やはりバルセロナよりも理想が高いかもしれない。